南山大学

 

人類学研究所国際化推進事業

2015年度から南山大学国際化推進事業「在地的人類学に向けたアジア人類学者ネットワーク構築」がスタートします。

本事業は人類社会が直面している問題に対して、アジア諸国の人類学者と日本の人類学および民俗学研究者の共同で人類学的貢献の可能性を模索し、発信することで人類学の意義を再確認し、また南山大学人類学研究所の国際的なハブとしてのプレゼンスを高めることを目的とします。とくに本事業は、人類学研究所が2012年度にプレ事業を開始し、2013年度より2015年度まで行う予定の共同研究「危機と再生の人類学:土地、記憶、コミュニティ」のいわば国際的な発展形態と位置づけられます。

そこで本事業では、以下のことに重点をおきながら活動をおこなっていきます。

  1. 私立5大学研究所連合(成城大学民俗学研究所、國學院大学折口信夫記念館、神奈川大学常民文化研究所、愛知大学郷土文化研究所、本研究所)をはじめ国内の研究機関、およびアジア各地の海外拠点の担当者との連携をはかりながら、アジア諸国の人類学者とのネットワークを構築する。
  2. そのネットワークを通じて、地震・津波・台風といった災害に関する調査やその後の復興に対する貢献について比較検討する。そして、自然科学や防災科学を含め、どのように自然科学や他の人文・社会科学が学際的な体制を取ったか、そのなか人類学が果たした役割について解析します。
  3. その成果を、国内・国際シンポジウムの開催、報告書の作成等を通じて公表する。

本ウェブサイトでは、国際化推進事業「在地的人類学に向けたアジア人類学者ネットワーク構築」の活動について、随時更新をおこなっていきます。