南山大学

 

研究活動 活動報告

 

国際化推進事業関連国内調査

[開催日] 2015年6月19日(金)〜27日(土)
[調査地] 宮城県
[担当]

国際化推進事業担当研究員・宮脇千絵

概要

  • (1)私立5大学研究所連合のひとつである神奈川大学常民文化研究所を表敬訪問し、今後の「災害人類学」に向けた連携について打ち合わせをおこなった。
    (2)今年度に開催を計画しているシンポジウム「手しごとと復興」に向けて、宮城県においてボランティアスペースでの手芸活動や、チャリティ商品を製作・販売している店などで予備調査をおこない、多様なレベルでのものづくり、チャリティ商品の様相、手しごとの場が果たす被災者への機能に関して、新たな知見を得ることができた。被災地の女性たちが手しごとを通じていかに復興に立ち向かっているのかという事例を通じて、災害・復興研究に人類学がいかに関わっていくべきか、そこで果たせる役割はどのようなものなのかを、今後のシンポジウム等を通じて検討していく。

この塔の上まで津波が来た(東松島市)

女性による手仕事の様子(気仙沼)

手仕事グッズの販売(気仙沼)