専攻概要教育理念と目標教育ファシリテーション専攻は、人間の本質と潜在的な可能性を探求し、個の自己実現を可能にする人間形成のための教育的促進・支援のありようを研究します。そのために、学習者の心理などの個人的背景、社会や集団といった社会的背景を正確に分析・把握し、ラボラトリー・メソッドによる体験学習の理論と方法を活用した適切な教育機会を組織し、実践できるファシリテーション能力を備えた教育ファシリテーターの養成をめざします。 教育課程の内容教育ファシリテーション専攻では、ラボラトリー方式の体験学習を核とした、学習者の感情や価値観の発達、的確な自己表現や自己実現、コミュニケーションやリーダーシップなどの人間関係能力の開発、身体と心の統合的な発達をねらいとした教育的試みに関する理解を深めることにより、様々な教育実践研究を行う。人間性教育に根ざした教育方法を修得させる教育ファシリテーション論、教育ファシリテーション実践研究を基礎科目として据え、その上に2つの領域を設定する。学校をはじめとして、企業、医療、国際協力など幅広い教育領域において体験学習を用いた教育プログラムの立案・実行能力を育成するとともに、学習者の心理的なダイナミックスや学習者間の相互作用過程などを把握し、学習者の自己実現を支援する能力を育成する<体験学習ファシリテーション領域>と、学校教育における児童生徒の学習面、心理・社会面、進路面、健康面などの問題の解決を目的とした教育活動を組織し、援助できる能力を育成する<学校教育ファシリテーション領域>である。 ファシリテーション能力の育成ポイント
教育ファシリテーターは、心理・関係的過程(プロセス)を尊重しながら、参加・対話型の教育実践が行える人物になること。 教育ファシリテーションの特徴
※2008年度から、首都圏や関西圏などの遠方の方も学んでいただけるように、体験学習領域について金曜夜間と土曜日を中心に授業を開講するよう、カリキュラムを大幅変更しています。2023年度の授業予定はこちらで。 ラボラトリー方式の体験学習とは「ラボラトリー方式の体験学習」とは、1946年グループダイナミックス研究の創始者ともいえるK.レヴィンらのワークショップから生まれた学習方法です。 |
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