南山大学

 

研究活動 活動報告

 

琉球列島最古の航海者を探る

[開催日] 日時: 2015年2月28日(土)13:00-17:00 (公開シンポジウム)、3月1日(日)9:00-17:00 研究会
[会場] 南山大学人名古屋キャンパスR棟R49およびR31教室
[講師]

プログラム参照

概要

  • シンポジウム・プログラム 
  •  まず2月28日開催された公開シンポジウムでは山崎氏が沖縄の旧石器発掘の最新報告を行った。続いて篠田氏がミトコンドリアDNAから見たホモ・サピエンスの拡大と日本列島への移動、海部氏が形質人類学の最新情報と琉球列島での旧石器人発見の意義について論じた。さらに久保田氏は最新の黒潮研究より旧石器後期の時代に黒潮はおそらく現在のように与那国や八重山の西側を流れていただろうという推測を提示した。最後に石川氏が自ら習得した葦船作りの立場から旧石器時代にありえた船の形態について論じた。
     会場には100人近い聴衆が熱心に最後まで議論を聴講し、また質問などを行った。

    研究会・プログラム

     翌日の研究会ではそれぞれの研究者が人類学、考古学、民族学、海洋学、船作りの立場から琉球列島への人類や飼育動物の海上移動の可能性や方法について意見を披露し、質疑応答が行われた。この結果、プロジェクトの意義について共有し予算獲得へ向けて活動を継続することを確認した。

公開シンポジウムの総合討論

熱心に聴き入る聴衆

多様な専門家からなる与那国研究会のメンバー