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事業概要

学長談話

 平成18年度「魅力ある大学院教育」イニシアティブに本学大学院人間文化研究科言語科学専攻の「言語科学国際共同研究のカリキュラム化(コンソーシアム協定に基づく若手研究者の育成)」が採択されたことを大変うれしく思います。

 本学は「キリスト教世界観」を建学の理念として、「人間の尊厳のために」 を教育モットーに掲げているカトリックの大学です。ドイツ人神父による設立当初から外国人教員が多かったこともあり、当初から国際性と国際的貢献を教育・研究活動の柱としてきました。
  2004年4月に大学院研究科を大幅に改組・新設し、 そのなかの一つが今回採択を受けました人間文化研究科です。この研究科の主な目的は、人間性の本質の追究と国際的に活躍できる人材の育成です。とりわけ言語科学専攻は、日本語研究を基礎として人間言語の普遍性を解明することを目指し、国際的に通用する高度専門職業人および研究者の育成を目標としております。今回の言語科学専攻のプロジェクトは、本学の教育・研究理念を具体的に実現するものとなっておりますので、大学全体のプロジェクトとして事業を推進するものであり、この度このような形で評価されたことを嬉しく思います。

 国際的に活躍しうる人材、特に国際共同研究プロジェクトを企画・遂行しうる人材を育成するために、国際的な連携に基づく研究者養成プログラムを実施する試みは、今後、大学院の実質化、国際化をめざす上で独創的かつ具体的なモデルとなるでしょう。本プログラムを履修した学生は、課程修了後も、様々な形で日本の大学、大学院教育の国際化に貢献することができると期待しております。