南山大学

 

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センター紹介

アジアの拠点として、理論言語学の研究を推進

本学の言語学研究の伝統を背景に、アジアにおける研究拠点として2003年に設立されました。比較統語論と言語獲得論を中心に、アジア、アメリカ、ヨーロッパの研究機関・言語学者と国際共同研究プロジェクトを展開し、また、国内外から研究者を招聘して、ワークショップやコロキュアムを開催しています。Journal of East Asian Linguistics (Springer, Dordrecht) 等の国際的専門誌編集に携わる教員の事務補助、1999年に本学において設立されたアジア理論言語学会 (GLOW in Asia) の事務補助も行い、アジアの言語学研究を世界に発信する役割も担っています。

若手研究者の育成では、人間文化研究科言語科学専攻と密接に連携しています。特に、同専攻が、2006年の博士後期課程設立を機に、文部科学省『魅力ある大学院教育イニシアティブ』補助事業として開始した教育プログラム「言語科学国際共同研究のカリキュラム化」を側面から支援して、大学院生に研究成果公表の場を提供するとともに、さらに高度な国際共同研究を追求する機会も提供しています。

2008年からは、本センターも独自に、文部科学省『私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 (研究拠点を形成する研究) 』として、大規模プロジェクト「言語比較に基づく統語理論の国際共同研究」を開始しました。このプロジェクトは、上記教育プログラムの言語学領域協定校 (ケンブリッジ大学、シエナ大学、コネティカット大学、台湾・国立清華大学、ハイデラバード・EFL大学) との協力関係を基礎として、日本語を中心とする比較統語論研究を展開し、国際共同研究によって普遍文法の解明に寄与することを目指すものです。センター員 (本学教員)、学外研究者に加え、上記教育プログラムで国際共同研究のインターンシップ的訓練を受けた大学院生もRAとしてプロジェクトに参加しています。

本センターの活動の詳細はホームページで随時公開していますが、加えて、活動の年次報告と研究成果の一部を掲載した機関誌 Nanzan Linguistics を毎年度末に刊行しています。

(2012年4月1日)

南山大学言語学研究センター

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