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手作りのお勧め

2010.10.04 平川

南山大学からフランスで研究をする機会を与えていただいてから,早いもので1年が経過しました.フランスへの在留,と聞くと,「毎日,フランス料理?」と思う方もいるかもしれません.しかしながら,我が家では,まれな外食では廉価な価格で食べることのできるレストランで,しかもフランスの定食を食べるのですが,家庭では基本的に毎日,日本食です.

 

ところで,海外の在留者にとって「日本食で一番食べたいものは何か?」という質問をすると,第1位は「納豆」だそうです.僕は納豆が好きなので,とてもうれしい評価です.しかしながら,在留地のトゥールーズでは納豆は売っていません.僕は茨城に在住した年数が多く,「納豆といえば,茨城産の納豆」,子供たちも茨城生まれです.それゆえ,日本での生活では,朝の食卓には納豆が欠かせない食材となっていました.ここトゥールーズでは納豆が売っていないこともあり,海外在留者の方は皆さん手作りするという,納豆作りに挑戦することにしました.現在では,週末に納豆作り,翌週の毎朝,納豆を食べる,という生活が定着しつつあります.毎朝,子供たちは「美味しいね」と言いながら食べています.

そこで,今回は手作り納豆と,そして手作り豆腐をおすすめしたいと思います(作り方は,インターネットで調べると,沢山掲載されていると思うので,今回は省略させてください).

フランスでは,無農薬野菜など自然食材を好む人も多いようです.それゆえ,市内を歩いていると,BIOと表示しているお店を,よく目にします.BIOは「ビオ」と読むそうです.


今年の春,どうしても豆腐が食べたくなって,豆腐作りに挑戦しました.そのときに,家の近所のBIOショップにニガリと豆乳を探しに行きました.フランスでもニガリの名前はNigariでした.日本での名前が適用されていて,ちょっとうれしかったです.下記の写真がそのNigariです.

 

豆腐を初めて作るときには,豆乳の温度調整が大変でしたが,湯煎する方法にしたら,結構簡単に作れるようになりました.
下記の写真が,その豆腐です.豆腐を作ったタッパの内側に,豆腐が貼りついてしまった豆腐ですが,大豆の味がして,ちょっと美味でした.

次に手作り納豆です.先月,日本から納豆菌が届いたので,早速,作ることにしました.今回も近所のBIOショップに大豆を探しに行きました.下記がその写真です.半分になった大豆が乾燥されたものです.

我が家では,大豆を水で戻したあと,圧力鍋がないので,炊飯器で柔らかくしてから納豆菌を混ぜて発酵させるようにしています.そのできあがりの写真が下記です.大豆の周りが白くなっているのが判っていただけるでしょうか.

この大豆を混ぜた写真が下記です.糸を引いている様子がわかるでしょうか.手作り納豆なので,とても納豆の香りがして,美味しいです(納豆が好きでない方は,この写真は苦手かもしれません.ごめんなさい).この食欲の秋に,手作り納豆をおすすめします.

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