南山大学 人文学部 心理人間学科 南山大学 人文学部 心理人間学科
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在学生の声

学科開設の授業について、在学生の声をお届けします。参考にしてください。

人間関係論入門(1年次)

この授業は、靴を脱いでじゅうたんの上に座って受講するという一般の大学の授業の概念からかけ離れた形式をとっていて、最初はどうやって受ければいいのかわからなくて戸惑うかもしれませんが、担当の先生がとてもいいオジサマ?なので、じきにこの形式にも慣れ、半年間を楽しく過ごすことができるでしょう。肝心の授業の内容の方はというと、“体験学習”という方式を取り入れ、4、5人のグループにわかれ、いくつかの簡単な実習を体験して、自分自身とその人間関係を学んでいきます。また実習の合間に小講義が行われますが、実習のヒント、言い換えれば円滑な人間関係のヒントとなるものを先生の方から提示されます。といっても、学生スタッフに代表されるように、この授業は主に自分達生徒が作っていく授業なので、やはり一風変わった、深みのある授業と言えるでしょう。(学生スタッフとは、講義を途中の回から先生に代わって進めていく人達のことで、興味があったらやることを勧めます。)
大学の授業といえば、大きな階段教室で行われると想像すると思いますが、この授業は、靴を脱いでじゅうたんの上に座るので、その光景を見ると衝撃を受けます。しかも月曜日の一時間目にあるのでその衝撃もひとしおです。授業の内容に入りますと、この授業は主にグループになり、他者とコミュニケーションを取る授業です。なので、先生が作っていくのではなく自分で作っていく授業ですから、手抜きをしようと思えばいくらでもできますし、頑張ろうと思えばいくらでも頑張れるので、その分奥の深い授業です。

カウンセリング的対話I/II(2年次以降)

この授業を、履修して思うことは、春学期と秋学期の内容が全然違うということです。春学期の授業は、まさに秋学期の授業のためにあるのだということを、思います。表面的には、秋学期は春学期に延長上にないように思いますが、春学期の授業で、個人が学んだり、体験したり、知ったことが、秋学期の授業で、その人のスタイルとなって、露呈します。自分とその人の関わりあいの中で、どう自分が動くかで、相手の反応も違うので、自分について知り、「自分がどのように聞く」ということです。相手を知ろうとするなら、自分に気付かなければなりません。他の人のスタイルが、色々あって、その人らしさがでて、おもしろいです。

教育学A(2年次以降)

「何で教育が必要なの?」そんな問いを動物と人間の比較、神話、哲学といった視点から考えていきました。わかるようでわからない、でもなんとなくわかる。そんな曖昧さがたまらない講義でした。

教育史(2年次以降)

今年度はなんと10人弱しか受講者がおらず、わかりにくいところは首を傾げたり、質問したりすれば、答えてくれる、そんな雰囲気のある講義でした。内容は「教育の歴史を覚える」ではなく、どちらかというと、「この時代の社会では、子どもはどう見られていたか?」といった考えることが中心でした。

教育課程論(2年次以降)

この講義に参加すればするほど「なぜ?」という疑問が増えてくる、そんな講義です。さんざん学生に問い掛けておきながら結論を言わないカルマノ先生はちょっといじわるです(笑)。「やったるぜ!」と意欲のある人にとっては刺激的、「とりあえず単位を」と思っている人にとっては悲劇的(?)。教育目標、教育スキル、教育評価などの内容を半分英語の資料を用いて進めます。

教育社会学(2年次以降)

フロイトから始まり、いろいろな人物の考え方を取り上げていきました。黒板のに書く字が黄色チョークになったところは重要ポイントです。けれどもそれだけ覚えても理解できない深い内容なので、ぜひ、気合の入ったプリントを参考にしてくださいませ。高学歴の親の子どもは高学歴になるのか?そんな話が聞けます。

教育心理学A(2年次以降)

内容は発達についてが中心で、子どもの世界の見方について学びました。とくに親子関係の話がおもしろかったです。話の脱線は、実は脱線ではないので、しっかり聞きましょう!飲み会の翌日の金曜1・2限にもかかわらず、休講はおろか、いつも以上にハイテンションな講義を展開します。

教育心理学B(2年次以降)

内容は知能、性格検査、学習指導がメインでした。講義1回分を使って性格検査も体験しました。僕は、望ましい結果(?)が出たのでよかったですが、ある友達はE(エキセントリックのE)という結果が出て、その日はかなり落ち込んでいました(!)。今、塾講師や家庭教師をやっている人、将来、親になるひとや学校の先生になりたい人、オススメです!

心理教育特殊講義(乳幼児期の発達心理)(2年次以降)

この授業は、0歳から6歳くらいまでの発達の様相を見ていきます。大人にとっては、わけのわからない「おしゃべり」「いたずら」「あそび」「反抗」でも、すべて、幼児にとっては成長していくなかで“通るべき関門”なのだなぁ、ということが授業を通じて分かりました。また、幼児がこういった”関門”ひとつひとつを通る中で、親としてなすべき「しつけのタイミング」を的確にとらえることが大切なんだ、ということも知ることができました。『これから父親、母親になる人に参考となる「子育てパンフレット」を作成する』というちょっと変わった課題もあります!

人格心理学A(2年次以降)

先生は保健室の先生。講義は具体的事例を挙げながら理論を説明するので、とてもわかりやすかったです。大教室がいつも学生でいっぱいになる講義でした。内容は幻覚、妄想、援助に関する考え方など。静かにしないと「静かに!」と叱られます。

人格心理学B(2年次以降)

内容は強迫観念、強迫行動、フロイトの治療事例、精神分裂病、解離障害についてです。こう5つ内容を並べてみると、なにやら難しそうで気が重くなりそうな講義だな、というイメージをもたれるでしょうが、具体例を挙げながら丁寧に話を進めていくので出席していれば話がちんぷんかんぷんになる心配はまずないと思います。臨床系に進みたいのであれば、ぜひとるべきです。

人間関係特殊講義(アジアセミナー)(2年次以降)

よく「海外で留学したら、これまで気づかなかった日本のことがよく見えてきた」と聞きますが、この授業はまさにそのようなスタンツです。アジアに関わるさまざまなテーマを題材に、自らの生き方、在り方を仲間と共に見つめ直します。
具体的には「拉致問題の背景にあるもの」「沖縄で起こっている私たちの問題」「エイズ(いのちが先か特許が先か?)」「滞名古屋フィリピン人女性労働者と私たち」「在日コリアンと私たち」などのテーマで、時にはリソースパーソンをお招きし、時には学外に飛び出します。毎回授業の最後には、その体験が自分にどんな意味があったかを「ふりかえり」、「行動化」への可能性を探ります。帰る時には必ず池住先生と握手をして別れます。
「笹島・栄の日雇労働者との対話」の経験は、私がおっちゃんたちと“炊き出し活動”を通じて対話をするきっかけとなりました。

人間関係特トレーニング(2年次以降)

「えぇとね、夏期集中講義(1週間の合宿)でTグループを体験したんだ〜!」と話すと「人間関係をトレーニングする??それってちょっとあやしくない?」と言われてしまいます。Tグループがどんなものかは、本か何かで分かることなので…とりあえず、そんなあなたへ。以下のような人に「ひとつでも該当する方」には自信を持ってオススメします!
1年次の「人文学基礎論(人間関係論入門)」を受けて、体験学習にちょっと興味をもった人。または、人間関係について「先生の話しから知識をたくさん仕入れる」ことよりも「自分の経験から、もっている価値観に気づく・学ぶ・変化する」ことに興味がある人。
日常生活とは少し離れて、自然の中で「私」をゆっくり、じっくり見つめてみたい人。そして、人とのかかわり・対話の中で自分の新たな可能性を発見したい人。
「人間なんて、大嫌いだ!」と思って諦めかけている一方で、少しでも「人(私・他者)の温かみ、心地よさ」に目を向けようとする人、そのための努力ができる人。
「こんな“人とのかかわり”をチャレンジしてみたい!」と何か目標を持っている人。「自分が人とどんな“かかわり”をしたいのか分からなくなってしまって…」これからその目標を見つけたい人。  
**僕がこの合宿で出会った仲間とその体験のすべては一生の財産です。**

人間性教育論I・II(2年次以降)

この授業は、体験学習を学生が実施します。興味、関心が近いメンバー同士でグループを組み、春学期は1コマ、秋学期は2コマを使った実習を計画、実施します。実習後には、その実習をみんな(学生スタッフと学習者と教員2名)でフィードバックし、「教育内容と方法」「ねらいの提示や説明」「授業構成の仕方」「スタッフの介入」「この授業の活用方法」を検討します。
自分たちで体験学習の実習を作る、他のグループの実習を体験できる、そんなところにとても魅力を感じます。教職(教科教育法)の模擬授業とは違った視点から「人間を大切にした教育ってなんだろう?」といろいろ考えさせられました。

認知心理学(2年次以降)

「モーニング娘。のメンバーだよね?顔は出てくるんだけど、名前が出てこない」「あー、山下達郎か…名前は分るんだけど、顔が思い出せない」などの記憶の謎や「10円玉だと思って拾ったらビールの王冠だった」「おなかがすいている時にはやたら食べものやさんの看板が目に付く」「雑音のする電車の中でも友達と会話ができる」などの知覚の謎が解けます。

発達心理学A(2年次以降)

思春期くらいから青年期までの発達を「ものの見方」「自己意識」「親子関係・友人関係」などのいくつかの側面から、学生に「考えること」が求められます。ですから、本を読んで調べることもたくさんしますが、自分自身のこれまでの「体験のふりかえること」や、いろんな人を「観察すること」、それを「文章に表現すること」をしていきます。印象に残ったことは、「ものごとの善悪の判断にかかわる【道徳性】や、困った人を見かけたら助けるといった【向社会行動】は年を重ねたからといって、身についてくるものではない」ということです。これらを発達させる要因を学ぶことで、自分自身の社会性の「これまで」と「これから」を考える貴重なきっかけとなりました。

発達心理学B(2年次以降)

今現在の自分の年齢から将来来ると思われる30代にかけての発達の様相を取り上げます。「なんで大学生やってんの?」という話しに始まって、「なんで就職活動やってんの?」「なんで結婚するの?」「親になるとは?」という話しまで、だれもが興味のありそうな話題を考えていきます。「大学生という時期、身分」「選職行動」は2年生のこの時期(秋学期)に聴いておいてよかったと思います。

ボディワークI・II(2年次以降)

この授業を1年間受けてきて、いちばん自分が変わったなぁと思うところは「身体と心と思考の因果関係に目を向けるようになった」ということです。例えば、先日「あっ、今の自分は呼吸が浅くて固い。身体の筋肉も緊張している。ちょっと冷静になれていないな。この状態で人とお話ししたらきっと自分はなんかやらかすゾ!深くゆったりと息を整えて…」「カップラーメンの臭いが大嫌い。身体が受け付けていないのは、化学調味量が原因かな〜?」そんな私がいました。
授業では、自分の身体を使う(身体に目を向ける)実習(「五感を通して、人との関わり方の特徴を探る」など)をたくさん体験できます。授業外では1年間「ボディ&フィーリングダイアリー」をつけます。目を向けなければ見えてこない変化に気づきます。

ホリスティック教育人間学(2年次以降)

ホリスティック教育について学びます…と言葉で言っても理解されにくいので、まずは、ぜひ受講してみてください!自分自身の中にある「教育観、人間観、世界観」が揺れ動くような、貴重な体験をたくさんした5日間でした。例えば…イメージワークというワークで絵をたくさん書きます。人と触れ合うことで、身体と心の変化を体感できます。「死」について今ある自分の価値観に気づきます。「アイデンティティ」にふれます。「あいちCAP」の方がみえ、「子どもへの暴力防止プログラム」を小学4年生になったつもりで受けます。…これらの実習はホリスティック教育に関するテーマのほんの一部です。授業の最後のまとめでは、それぞれが考えるホリステック教育の「つながり」を肌で感じる実習を、受講生全員で「創りあげます」。感動でした。また、先生は、興味深いVTRや資料集もたくさん準備してくださっており、また、本や人と出会う「縁」も提供してくださいます。すてきな授業でした。