キリスト教学科 2022年度の記録
2022年度のはじめに
キリスト教学科では24名の新入生をむかえて2022年度がスタートしました。
学科教員としてあらたに南翔一朗先生が着任なさいました。
多くの授業が教室での対面授業にもどり、コロナ前のキャンパス風景がもどってきているところです。こちらは改装中の図書館(↓)。
2022/07/09 多治見修道院見学
1年生の「キリスト教学基礎演習 IB」(南先生ご担当)では日頃はレポートの書き方など大学での勉強法を学んでいます。今回、授業の一環として岐阜県の多治見修道院へ学外授業に行ってまいりました。
ふだんの教室での授業とはちがう経験ができたのではないでしょうか。2020年、2021年の二年間はコロナ禍のため断念した恒例行事が久しぶりに実現でき、見学に出かけた午前中は天候にも恵まれてさいわいでした。
→ 神言修道会・多治見修道院の紹介
2023/02/01 研究プロジェクト発表会+来年度ゼミ説明会
前の二年間は Zoom で全員発表の形式を試み、それぞれごく短時間で卒論の内容を紹介するやり方をしました。今回はすこし形式を変えて(従来型にもどし)各ゼミの代表9人が長めの時間で発表をしてくれました。引き続き Zoom 開催でしたが、教室に集まるのとはちがい、これはこれなりに便利さと参加の気軽さがあるように思います。スライドなども周到に準備してくださった発表者のみなさん、ありがとうございました。
◎ 発表会 13:00 - 15:50 のべ参加人数(学生・教員)54名
◎ ゼミ説明会 16:00 - 17:30 のべ参加人数(学生・教員)37名
2023/03/08 卒業記念品授与式
2019年度から三年間中断していた卒業記念品授与式を久しぶりに実施しました。みなさんの今後の人生が豊かで楽しいものでありますように!
2022年度卒業論文題目一覧
ご卒業おめでとうございます。今年度も力のこもった24本の論文が提出されました。
- 黒人霊歌が与えた信念
- 後期ストア哲学における幸福論
- 清教徒革命の原因と革命、宗教の関係
- オウム真理教に惹きつけられた若者たち
- 旧統一教会について--安倍元首相銃撃事件をうけて
- 現代社会において宗教を主軸とする生き方についての考察
- 小説・映画「星の子」から考える“宗教二世問題”
- カルトと全体主義
- エフェソの宗教的な社会--エフェソ市の歴史的な宗教社会と使18:23-19:40のルカにおけるエフェソ市の宗教的な社会の批評研究
- 近代以降のキリスト教美術の制作意図
- 地獄絵から見る死生観の変化--六道絵と熊野観心十界曼荼羅
- サグラダ・ファミリアは自然と調和しているのか
- ペスト流行期のキリスト教絵画--死生観の変容について
- 神の使いから個人的な天使への転換--宗教画からパウル・クレーまで
- キリスト教美術における天国や楽園の表現--ルネサンス期の社会が与えた影響
- 日本におけるキリスト教教育の可能性--「種を蒔く人」のたとえから見るイエスの指導方法より
- キリスト教の戦争観--聖書と時代から見る戦争観の変遷
- 十字架刑の死の場面に見られるイエス像--共観福音書の記述の比較から
- アベラルドゥス『ポルフュリウス註釈(イングレディエンティブス)』における実在論批判
- アメリカの保守派と歴代政権の関係について
- 神社参拝問題の変遷--上智大学生靖国神社参拝拒否事件を経て
- アメリカの中絶の歴史における中絶合法化の意義
- 積極的安楽死の是非と境界線
- 携帯電話普及に見る人間模様--キリスト教倫理の視点から
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