Nanzan University




キリスト教学科 2020年度の記録
ご入学・ご進学おめでとうございます。
2020年度のはじまりは新型コロナウィルスで厳しい状況ですが、みなさんがそれぞれの新しい春をおむかえになったことにお祝いを申しあげます。キリスト教学科では、鳥巣先生とカバラル先生が昨年度末で定年退職なさいました。また、ロバート・キサラ先生がこの4月から学長に就任されて、南山大学の舵取りをなさっています。
桜の咲く中でみなさんにお会いできないことを残念に思いながら眺めた4月6日のキャンパス風景です。しばらく不安で不便な日が続きそうですが、おひとりおひとりがご自分と周囲の人の健康に気を配りながら、新年度の生活と勉強をどうか前向きにスタートしてくださるようお願いします。(2020/04/06 記)
●●● 2020年度 キリスト教学科のおもな行事(記録)●●●
コロナ禍で4月24日(金)からオンライン授業が始まりました。学科の恒例行事もやむなく変更をせまられ、春の新入生オリエンテーション合宿は中止し、多治見修道院の見学も今年度は見送りました。そのかわり下記のように、学生さんの協力も得ていくつかの企画を実行することができました。
5月29日(金)17:30-18:50 Zoom
学科の下級生のために、4年生の数人が就職活動やインターンシップの経験談を披露してくれました。ちょうど就活の移動中に電車の中から参加してくれた人も。参加者からは「業界研究はどうやるの?」「とったほうがよい資格は?」「SPI について知りたい」「学科で学んだことをどう説明する?」など多くの質問が出て、実体験にもとづく具体的なアドバイスをもらい、就活のリアルを知ることのできる会になりました。参加者26名:4年生7名、3年生11名、2年生4名、教員4名。恥ずかしながら教員は知らないことばかりです。
7月15日(水)15:45-16:45 Q104教室
この日は人文学部の1年生がキャンパスに初登校し、キリスト教学科では23人のうち22人が参加。学長講話にひきつづき学科懇談会をおこない、新入生と学科教員が自己紹介をしました。日頃は Zoom の画面ごしにしか見たことのない同級生や先生と短時間でしたが顔を合わせることができました。学科の簡単な紹介文と、今後の勉強の参考に『卒業論文要旨集2019年度』が配布されました。
12月7日(月)15:15- Zoom
新入生オリエンテーションに代わる学科紹介を上級生が企画してくれました。佐藤先生ご担当の「基礎演習ID」の時間の一部を使って、オンラインで行なわれました。学科の特徴や先生方の紹介につづいて、ざっくばらんな質問コーナー。単位のこと、留学や就職など、大学生活のいろんな話題が出て、登校する機会の少ない1年生のためにいろいろな情報提供やアドバイスがありました。みんなで集まって楽しくというわけにはいきませんが、学科の雰囲気がよく伝わったと思います。
2月1日(月)発表会 13:30-16:15 ゼミ説明会 16:20-17:40 Zoom
こういう状況の中で苦労しながらも、それぞれが大学での勉学の集大成として卒業論文を立派に完成させることができました。今回の発表会では、卒論を提出した参加者全員に発表してもらう初めての試みをしました。卒論提出者21名、うち15名が口頭発表。Zoom の最大参加者数は80名(学生68名+教員12名)でした。教室でおこなう毎年の発表会にくらべて出席者が多かったようです。たくさんの人に卒論の成果を話してもらえたことは豊かな収穫でした。『卒業論文要旨集』は冊子の残部がありますので、必要な学生さんはキリスト教合研においでください。
2020年度卒業論文題目一覧
例年のように学科行事の写真を撮る機会はほとんどありませんでした。
仕方なくときどき撮っていた無人のキャンパス風景をいくつか載せておきます。
グリーンエリアにもメインストリートにも人影はなく。
新緑はやがて紅葉になって…
そして今年も馬小屋の季節がやってきました。
マスクをしてる天使はめずらしいですね。
季節はめぐり、3月末には早くも桜が満開に。