フランス語実習とは?

フランス学科では、2004年度から、「フランス語実習」(1年次4単位)を開講しています。
これは1年次の終わりに、フランスのオルレアン大学で4週間の集中講義を行なうものです。
オルレアン大学では、南山大学の学生のための特別プログラムが用意されています。

フランス語実習のプログラムは?

月曜日から金曜日まで毎日、午前3時間、午後2時間のフランス語の授業があります。
授業時間は試験も含めて4週間で85時間となります。宿泊は全員ホームステイです。
また、日本語を勉強している現地の学生との交流をプログラムに組み込んであります。
その他、課外授業として、オルレアンの街の訪問やロワールの城めぐりが予定されています。
授業最終日には試験があり、成績はすぐに南山大学に送られます。
これに合格しますと、南山大学での「フランス語実習」として4単位が与えられます。
南山大学フランス学科での1年間のフランス語訓練の総仕上げとなります。
単に語学の上達だけでなく、学生たちの将来にとってもきわめて有意義なものであると考えております。

2014年度フランス語実習報告



フランス学科1年生Yさんによる現地リポート


Q1. フランスでの生活はどうですか?
食生活が日本とかなり違うので、初めは慣れないかもしれませんが、それ以外はあまり変わりません。普段通りの生活ができています。 フランスは街並みがとても美しく、どこを見ても絵になります。何気なくトラムの車窓から景色を眺めているだけでも楽しめると思います。 また、実習期間中 フランスの気候はあまり良くなく、寒い日が続きます。風邪を引かないよう注意してください。

Q2. ホームステイはどうですか?
どのステイ先も皆 親切で優しく、のびのびと生活できています。 私のステイ先のファミリーは、私のことを本当の家族のように扱ってくれ、わからないことや困ったことなどがあるとすぐに相談にのってくれます。 ステイ先の家族は、私たちの歓迎会を催してくれたり、週末にはフランスの名所へ連れて行ってくれたりします。子どものいる家庭では、子どもたちが毎日一緒に遊んでくれるので、遊びを通じて新しい単語を学ぶこともできます。 もし何か伝えたいことがあれば、間違いを恐れず積極的に会話してください。 ステイ先の人々は、いつでも力になってくれます。

Q3. 語学学校の授業はどうですか?
授業のクラスは日本と変わらないため、いつも通りの雰囲気で受けることができます。先生は全員フランス人ですが、私たちが理解できるようゆっくり発音してくれます。 授業のレベルは南山で受けるものよりも高めです。少々難しく感じますが、それだけ確実にフランス語の力を伸ばせると思います。

Q4. 全体的にフランス語実習はどうですか?
私はこの実習はとても素晴らしいカリキュラムだと思います。ステイ先にいても大学にいても街へ出ても、常にフランス語に囲まれている状態なのでリスニング力を特に伸ばすことができます。 ただ、スピーキング力は自分から言葉を発しなければつかないので、そこは自分次第です。 私は初めのうち 自分から話しかけることが少なかったので、少し後悔しています。実習は1ヶ月間で、徐々に力がついてきたことを実感しだした頃に終了してしまいます。それが逆に「もう一度フランスへ行きたい」と思わせ、今後のモチベーションへ繋がると思います。また、この実習は元々長期間の留学を考えている人にとって、生のフランスを知ることのできる良い機会になると思います。


モンサンミッシェルにて


オルレアン市街地にある旧市庁舎Hôtel Groslotにて


旧市庁舎Hôtel Groslotの中は素晴らしい装飾品が飾られています。


現地新聞La Républiqueにレセプションの様子が掲載されました。