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フランス学科では2017年度より二専攻制となりました。


国際語であるフランス語をマスターし、フランス文化・社会に触れながら豊かな感性と批評精神を磨く。

フランス学科は2専攻制をとり、「フランス文化専攻」ではフランスの言語、文学、思想、芸術を、「フランス社会専攻」ではフランスの政治、社会、歴史をそれぞれコア必修科目を通して学びます。両専攻ともに、1年次より集中的にフランス語の基礎を学びながら、「基礎演習」を通してアカデミックスキルを身につけ、「海外フィールドワーク」で短期留学を体験します。3年次以降は、専門的な知識を深化させ、さらに研究に取り組みます。各専攻の一貫したカリキュラムを通じて自らの意志や思考を発信できる能力を身につけ、世界に広がるフランス語圏と日本との交流の発展に貢献できるグローバル人材の育成をめざします。

文化専攻写真

フランス文化専攻

フランス文化専攻では、フランスの言語、文学、思想、芸術など幅広く文化に関することを学びます。カリキュラムにおいては、学部共通科目において文学・芸術・思想の基礎教養を身につけると同時に、初年次より「基礎演習」にてアカデミックスキルを獲得します。 さらに「フランス文学史」、「フランスの文化」、「フランスの思想」などの学科科目で専門的な知識を習得し、最終的には「演習」を通じて卒業論文の制作に取り組みます。また、「フランス文化特殊講義」などの科目でフランス文化の国際性と多様性を理解するとともに、アトリエ授業では演劇やシャンソンを通じて実践的な語学力を体得していきます。


ゼミテーマ例
19世紀フランス文学
フランスの絵画・彫刻・建築
フランス映画研究

卒論テーマ例
「ポリグロットについて-多言語学習者の真実と学習方法」
「十九世紀フランス小説に見る女性像」
「印象派絵画におけるパリの風景」
社会専攻写真

フランス社会専攻

フランス社会専攻では、フランスの政治、社会、歴史について学びます。カリキュラムにおいては、学部共通科目で政治・社会・歴史といった基礎教養を身につけ、また、初年次より「基礎演習」でプレゼンテーションや資料収集などの広汎なスキルを獲得します。そのうえで「フランスの政治」、「時事フランス語」などの学科科目において専門的な知識を習得し、最終的に「演習」のなかで卒業論文の制作に取り組みます。また、「EU研究」や「フランス語圏研究」などの科目で、世界のなかでフランスが果たす政治的役割を理解し、幅広い視野を獲得していきます。



ゼミテーマ例
現代フランス社会の諸相
フランスからみた国際関係論
近代フランス政治思想

卒論テーマ例
「EUの限界と可能性-フランス政治に着目して」
「フランスにおける同性愛デモと国民戦線」
「女性雑誌におけるパリ特集の変容と女性心理」

カリキュラム


1年次

1年次ではフランス語が週4~6コマあります。文法・語彙・読解・作文を主に扱う日本人教員による授業が2コマ、聞き取り・コミュニケーション活動を中心に扱うフランス人教員による授業が2~3コマとなっています。特にフランス人教員による授業は少人数で行われ、会話重視となっています。 フランスの事情について扱いながらアカデミックスキルを養う「基礎演習」、英語科目(週2コマ)、基礎体育、宗教論、情報倫理が必修科目となっています。

2年次

2年次でも1年次同様に、フランス語が週6コマあります。文法・語彙を主に扱う日本人教員による授業が2コマ、聞き取り・コミュニケーション活動を中心に扱うフランス人教員による授業が4コマとなっています。特にフランス人教員による授業は少人数で行われ、会話重視となっています。 フランスの事情について扱いながらアカデミックスキルを養う「基礎演習」、英語科目(週2コマ)、キリスト教概論が必修科目となっています。   また、第2クォーター(6月~7月)には「海外フィールドワーク」が実施され、1ヶ月間のフランス語学研修に参加することになります。「海外フィールドワーク」は原則必修となっています。
※2017年度から「フランス語実習」は「海外フィールドワーク」に変わります。

3・4年次

3・4年次は演習が始まり、国際関係・歴史・社会・文学・言語・文化など興味に応じて選択し、卒業論文の準備をします。また、様々なフランス語科目が用意されており、スキルや授業内容に応じて選択することなります。