フランス語実習とは?

フランス学科では、2004年度から、「フランス語実習」(1年次4単位)を開講しています。
これは1年次の終わりに、フランスのオルレアン大学で4週間の集中講義を行なうものです。
オルレアン大学では、南山大学の学生のための特別プログラムが用意されています。

フランス語実習のプログラムは?

月曜日から金曜日まで毎日、午前3時間、午後2時間のフランス語の授業があります。
授業時間は試験も含めて4週間で85時間となります。宿泊は全員ホームステイです。
また、日本語を勉強している現地の学生との交流をプログラムに組み込んであります。
その他、課外授業として、オルレアンの街の訪問やロワールの城めぐりが予定されています。
授業最終日には試験があり、成績はすぐに南山大学に送られます。
これに合格しますと、南山大学での「フランス語実習」として4単位が与えられます。
南山大学フランス学科での1年間のフランス語訓練の総仕上げとなります。
単に語学の上達だけでなく、学生たちの将来にとってもきわめて有意義なものであると考えております。

2013年度フランス語実習の報告




<1週目>
2月21日、中部国際空港からヘルシンキ経由でパリシャルルドゴール空港に約14時間かけて到着。その後、バスでオルレアンまで移動し、夜(日本時間は早朝)にオルレアン大学に到着し、ホストファミリーに連れられホームステー先へ。
週末をそれぞれホストファミリーと過ごし、24日(月)にオルレアン大学に登校。この日は午前はキャンパスで簡単なオリエンテーション、午後はオルレアン市内観光というスケジュール。市内観光後は、旧市庁舎であるHôtel Groslotにてレセプションパーティーが開催されました。
25日(火)から語学学校IDFでは二クラスに分かれ、授業開始。日本語がわからない先生との授業でみな緊張した面持ちでした。 27日(木)には学外実習へ。バスが定刻に来ず、約2時間遅れで出発し、シュノンソー城とクロ・リュッセ城を訪問。


オルレアンの大聖堂の前での集合写真


学外実習で、城めぐり
 
<2週目>
2週目は毎日授業でした。学生たちはだいぶオルレアンの街にも慣れてきて、授業終了後に皆で街に出て、買い物したり、カフェでお茶をしたりとフランス生活を満喫している様子でした。



キャンパス内の様子

<3週目>
3週目には、オルレアンで日本語を勉強しているジャック=モノ高校の高校生たちや、日仏交流協会で日本語を勉強している大人たちと交流し、日本文化や日本語が多くの人に学ばれていることを知る良い機会となりました。
13日(木)、14日(金)には1泊2日でモンサンミッシェルとサンマロへ学外実習へ。IDFで事前に訪問する場所について学んでおり、先生より課題が提示されました。


高校生たちと交流の様子


モンサンミッシェルへの学外実習
<4週目>

最終週には全員フランス語能力を測定するテストTCFを2日間かけて受験します。最後に、ホームステー先のホストファミリーや先生方を招いて、演劇や歌の発表会があります。また、授業の修了証の表彰式が行われます。


修了証授与の様子