2004年9月の雑記




≪9月8日≫

★名古屋では昨夜のうちに台風18号が通り過ぎ、すがすがしい朝を迎えている。あまりにもすがすがしいものだから、いつもより爽やかに目が覚めた。それはよいのだが、うっかり1時間間違えてしまった。8時半だと思って学校に出かけてきたが、学内が異様に静かなので妙に思い、時計をよく見たら、まだ7時半。寝ぼけてるのか・・・。

ありがたいことに、もう研究棟のドアは開いていて、研究室には入れた。しかし困ったことには、まだエアコンが作動しない。この棟のエアコンは全て一箇所でコントロールされていて、自分の部屋だけ作動させることは出来ない仕組みになっている。朝といっても最上階にある私の部屋は日当たりが大変よろしく、けっこう暑い。いつ作動してくれるのかなぁ、と汗だくになりながら待っていたら、先ほど8時に操作可能状態になってくれた。よかった。どうやらエアコンは8時から作動するらしい。

エアコンが入って安心したら、なんだか急に眠くなってきた。今日は早く起きすぎたもんなあ。先ほど耐震工事も始まってかなり賑やかになってきたし、家に戻って、またちょっと寝ようかな。(早く来た甲斐がぜんぜんないな・・・)。



≪9月10日≫

★アテネ・オリンピックは日本人選手が非常に活躍し、おおいに沸きあがった。いまだにその興奮が続いている感じがするが、女子10メートル高飛び込みで、日本人として実に20年ぶりに決勝まで進み、みごと11位の成績を残した宮嵜多紀理(みやざき・たきり)さんのお兄さんから、応援してくださった皆さんへ、次のようなお礼メッセージが届いている。

先日は、すばらしい応援 ありがとうございます。
11位という結果でしたが 20年ぶりの決勝にいけたのもあり
本人は大満足で帰ってきました。
自分の試合が終わってからも 閉会式まで1週間あまり
オリンピックを楽しんだみたいです。
うちらも4日ほどの滞在でしたが、試合全部はもちろんですが
パルテノン神殿や地中海などみることができました。

 

ミヤザキ君どうもありがとう。すばらしいオリンピックでしたね。



≪9月22日≫

★九州は博多のサンスルピス大神学院で開催された「日本カトリック神学会」に参加してきた。サンスルピス(すなわち聖スルピス)大神学院は、知る人ぞ知る伝統的で有名な神学院である。そのたたずまいは荘厳かつ巨大だ。せっかくなので写真を何枚か撮ってきた。


ここは、まさしく「大神学院」と呼ばれるに相応しい。写真に写っているのは、ほんの一部に過ぎない。あまりにも大きすぎて、全体を写真に撮ることはとても出来なかった。


これは正門へと導く道。巨大な杉の木が左右に立ち並び、まるで森の中を通るかのようだ。緑が豊かな中庭もまた、非常に閑静で神聖な雰囲気に包まれている。


季節柄、彼岸花(ひがんばな)が綺麗に咲いていた。

今回の学会は、「共同宣教司牧の可能性」を論議することがテーマであった。日本におけるカトリック教会のこれからのあり方をめぐって、さまざまな問題点とその解決の可能性が論議され、大いに勉強になった。学会でないと顔を合わせる機会がない久しぶりの友人たちとも会えたし、本場の博多ラーメンも食べたし、とても行ったかいのある、嬉しい学会であった。



≪9月26日≫

★夏休みが終わり、南山大学は明日から秋学期の授業が始まる。夏の間ずっと続いていた耐震工事も終了した。今年の夏は、強い台風が次々とやって来て多くの被害を受けたが、大地震による災害はまだ起きていない。耐震工事は幸い間に合ったようだ。南山の建物は、この耐震工事によって、いくつかの部分が大きく変わった。


耐震工事が施された第一研究棟。さて、以前とどこが違っているのか分かりますかな?


そう。このように、いくつかの窓枠に補強フレームが取り付けられたのである。
なるほど確かに頑丈になった感じがするが、なんだかとっても重そうだ。


窓の内側からみると、更にモノモノしい。この他、階段の手すり部分が壁に変えられて天井を支えるようになったり、詳しくは知らないが多数の部分に補強の手が加えられているようである。さあ東海大地震、いつでもかかってきなさい!という感じ。頼もしいなー。ロゴスセンター(私の住居)にも、こういうの欲しいよ〜。





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