2004年4月の雑記




≪4月6日≫

★みなさまお久しぶりです。やっと更新する時間ができました。

3月31日の夜にザビエルハウスからロゴスセンターに引っ越して以来、毎日なんやかんやと仕事が入って、大忙しであった。主なものは、ロゴスセンターの大掃除。どうやら私は、どこに行っても掃除ばかりしているようだ。そんなに神経質な方ではないと思うのだが、それでも、自分が気持ちよく生活して行くためには、やはり自分が許容し得るところまで物を整理整頓したり、ホコリを払ったりしておく必要がある。自室、洗濯室、休憩室、風呂場、ローカ、倉庫、下駄箱など、順番に気が済むまで掃除したら、もう6日も経ってしまった。


★その間に、南山大学の入学式や新入生のための授業履修ガイダンスがあった。今年キリスト教学科に入学した新入生は12名(司祭特別コース学生などを含めると、1年次生は合計14名)。初々しい顔ぶれを見ると、キャンパス内がリフレッシュされた感じがする。充実した楽しい学生生活を送って欲しい。どうぞよろしく〜。


★ところで4月1日の夜、前にお話した「睡眠時無呼吸症候群」の検査を受けに、病院に一泊入院してきた。6時に病院に入り、身体測定や診察を済ませた後、7時ごろから自室に待機。検査機器の装着は9時半からなので2時間半くらいヒマになったが、本も何も持っていってなかったので、仕方なくテレビをぼんやりと見て過ごした。そしたら9時半くらいに、すっかり眠たくなってきた。こりゃあ都合がよいわい、うまいこと眠れそうだ・・・などと気楽なことを考えていた。

しかしながら、そんなのんきな検査ではぜんぜんなかったのである。9時半に予定通り看護婦さんがやってきて、検査機器の装着が始まったのだが・・・

いやはや、すごい装着だった。電極を糊やテープで体中に貼り付けるのだ。顔や頭だけで11箇所、手や足や腰や胸を合わせるとたぶん25箇所くらい。電極が剥がれないように頭にはプラスチックのネットをすっぽりとかぶせられる。胸や腰にはバンドがキュッとしめられる。全部の電極を貼り付けるのに1時間以上もかかった。電極から出ている電線コードは束ねられて計測機器につながっている。とても窮屈である。トイレに行きたいときには看護婦さんを呼び、コードを束ねた機械を手で引きながらトイレに行かなくてはならないのだ。まるでアンドロイドか何かになったような感じがした。1度だけトイレに行かせてもらい、その時にトイレの鏡で自分の姿を見てみた。身体中を包帯で巻かれて点滴を打たれている重傷患者に似て見えた。

こんな装着をしたままで、果たして安眠などできるのだろうか・・・と私はとても不安であったが、やはりぜんぜん安眠できなかった。装着されたものがどうしても気になる上に、カメラでずっと監視されているので落ち着かない。また、電極が少しでも外れると、看護婦さんが飛んできて部屋に明かりを点け、貼りなおしてくれる。ありがたいことだが、眠気は吹き飛んでしまう。

ほとんどまともに眠れなかった・・・ちゃんと無呼吸症候群(平たく言えばイビキ)が出ていてくれたのかな〜? ものものしいが痛くも痒くもない検査なので、けっこう面白くもあった。でも、これほどの検査を受けたんだから、ちゃんと何か異常が見つかってくれないことには、損をしたような気分になる。結果はもうしばらくしてから教えてもらえることになっている。


※ところで、ザビエルハウスからロゴスセンターに引っ越したことにより、ホームページの場所が変更になりました。最初の入り口のページは同じなのですが、そこから飛んでくるこのURLのアドレスが変っています。このページにリンクを貼ってくださっている方は、すみませんがリンクの張替えをどうかお願いいたします。



≪4月12日≫

★南山大学では今日からいよいよ2004年度新学期の授業が始まった。ロゴスセンターの大掃除がやっと終わったと思ったらもう新学期の授業だ。今年の春休みは、桜が咲いて散る間よりも短かった気がする・・・。だけど新入生たちが加わったキャンパスは明るく活気に満ちていて、すがすがしいから、ま、いいか。


★先日、ウイングクラブという、南山の教職員の合同娯楽企画委員会とも言うべきクラブ主催の花見大会が、名古屋キャンパスにて開催された。花見と言っても桜は残念ながらもうあまり木に残っておらず、メインは室内での立食パーティーであった。アトラクションとして、2003年度ウイングクラブ役員の皆さんによるハンドベルの演奏がなされた。


おお。予想をはるかに上回る(失礼)、なかなかの好演。映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」をはじめ、数曲を披露して宴会を大いに盛り上げてくださった。ちなみにフルートを吹いているのは今年新任のあるぼん氏。芸達者な人が加わって、ウイングクラブの企画の幅は更に広がることでしょう。

このパーティーではまた、花見に因んだ俳句読みコンテストという風流な企画もあった。不似合いながら私も参加させていただいたが、およそ俳句と言うにはあまりに稚拙な、こりゃタダの独り言じゃんというくらいのものであったにもかかわらず、どういうわけか景品をいただいてしまった。


これ。(私の俳句のレベルがこれで測られよう)。

これはミッフィーちゃんというキャラクターらしい。たぶんウサギである(ひょっとしたらネコなのかも知れない)。口がXなのが特徴的。しかしこのミッフィーちゃん、テレビのアニメとしても登場するのだろうか?しゃべる時にはXの口が大きく開くのだろうか?あるいはセリフはない役柄なのだろうか?まばたきとかするのだろうか?ウサギだったらやはりニンジンをかじるのだろうか?などなど、つい余計な心配をしてしまった。



★ついでながら、最近私は観葉植物を部屋に飾るようになった。


サンセベリア。私はこれをよくサイゼリアと間違える・・・(サイゼリアはチェーンのイタリア食系ファミレスである)。
サンセベリアは自然にマイナスイオンを発出し、空気を浄化するのだそうな。(そういうことが書いてある札が鉢に挿してある)。マイナスイオンが何であり、いかなる仕方で空気を清浄するのか、実はよく知らないのだが、なにやらとてもありがたい植物のようであるので、つい買ってしまった。霧吹きで葉に水を吹きかけると更にマイナスイオンが増加すると書いてあるので、ついでに霧吹きも買ってきて、時々シュパシュパと霧を吹きかけている。マイナスイオンがどのくらい出て、どのくらい効果を放っているのか全く不明だが、まあ、部屋に植物があるのは悪くない。

さて、昨日ハイエースに寄ってみたら、上の写真のものより3倍程も多くの葉がついた大きなサンセベリアの鉢が大安売りで出ていた。なんと680円。安すぎる〜。(ちなみに上の写真のは、小ぶりにして1,980円もした高級品である)。このオドロキの安値につられ、2鉢購入。ロゴスセンターの部屋と廊下に置くことにした。サンセベリアのマイナスイオンで、ロゴスもきっと癒しの空間となることであろう(そう願いたい)。

このサンセベリヤは水をあまりやらなくてもよいと聞いていた。ところが昨日ハイエースの園芸担当のおじさんに確認してみたところ、暑い時期以外は決して水をやってはいけないそうな。水で根がやられて枯れてしまうという。そうかー。では本当に何も世話をせずほっておけばよいのである。う〜む。何もしてあげずほっておいても、無償でどんどんマイナスイオンを出し、部屋を浄化してくれるなんて。何と寛大ですばらしい植物なのであろうか(尊敬のまなざしキラキラ)。サンセベリア立派!サンセベリア偉い!このようにして、このごろ私はサンセベリアのファンなのである。



≪4月17日≫

★こないだ入院して検査を受けた「睡眠時無呼吸症候群」の検査結果を聞きに病院に行って来た。お医者様の説明によると、どうやら私はかなり重症らしい。このままでは数年後に突然脳梗塞を起こす可能性もあり、マジヤバイとのこと。寝てる間のことなので自分にはほとんど分からなかったが、どうもよろしくない状況のようなのだ。

 「まずは、やせてください」

と、お医者様はおっしゃった。やせるだけでかなり症状が軽減することが多いらしい。う〜ん、こりゃあ真面目にダイエットしてしっかりやせにゃあならぬようである。

しかしやせると言っても、そう急にやせられるものではない。そこで、とりあえずはCPAP(シー・パップと読む)という機械を使うことになった。つまり、


こういうやつである。ひ〜〜。いやだ〜。でも仕方ない・・・


これが病院から借りてきたCPAP。鼻から空気が強制的に送り込まれる。これを毎日つけて寝るのか・・・。でもつけてみたら、思っていたほど鬱陶しくはなかったので、少し安心した。

やせるためには何か運動をしなければならない。歩くのがたいへんよろしいそうである。しかし、ロゴスに住んでいる今、大学までの通勤距離は、わずか徒歩1歩。だって学校の敷地内だもんねー。これではとてもじゃないが運動量が足りるはずがない。そこで、


こういうマシンを買ってきた。ステッパーと呼ばれる、「足踏み機械」である。階段を上るような運動がお部屋で簡単に出来るというもの。ハイエースに3,000円くらいで売られていた。これで首尾よくやせれるかなぁ・・・。


★ま、それはさておき、昨日の夜はザビエルハウスにおいて、ブルーノ新院長のもと、初めてのオープン・ソーシャル(ハウスメンバーだけでなく、外部からお友達を招いて開く親睦会)が催された。4月1日から外部の人間になっている私も親切に呼んでくださったので、喜んで出かけていった。

     

南山の留学生別科の人たちを中心にお友達がたくさん集まって賑やかだった。ザビエルハウスのパーティーはいつもとても楽しい。ロゴスに引越してからまだ半月ほどしか経っていないのに、なんだかとても懐かしい気持ちがした。



≪4月21日≫

★ロゴスセンターの玄関ロビーに昨日、2つのテーブルセットが導入された。これでだいぶロゴスのロビーの雰囲気は変わったと思う。良くなったと思うかどうかは好み次第だが、少なくともすっきりした感じにはなった。私はこういう感じが好きである。

2セット新調されたテーブルセット ソファが前に出て座るスペースが広がった

ロゴスのロビーにはこれまで古めかしいソファ・セットが2つ置いてあった。それは私が学生だった頃からあったかのような気もする古いソファ・セットで、もうひどく傷んで汚れており、殺伐とした雰囲気をすらかもし出していた。私がロゴスの館長の任務を受けたとき、最初に頭に浮かんだのは、このロビーの改装であった。

古いソファは、ロゴスのいたるところから集められた大量の粗大ゴミと共に、処分された。長い間活躍してくれてありがとう。上の写真に出ているソファは、別のところから移動して来たきれいなソファである。ソファの前においてある低いテーブルだけが古いセットの名残りである。

また、ロゴスで活動している学生たちの協力を得て、ロゴスは全館禁煙となった。より多くの人たちが気持ちよくロゴスを使えるようにである。禁煙の意向を快く受け入れ、きちんと守ってくれている学生たちに、私はとても感謝しているし嬉しく思っている。偉い、さすがは南山生だ。

ロゴスのこの建物はもう老朽化しているし予算も限られているため、あまりたいした改装は出来ない。しかし、できる範囲できれいにし、気持ちよく皆が使える場所にしたいと私は願っている。ちょっとしたアイデアと気配りで、どんな所だって居心地の良い場所になるはずだと思う。

まだロゴスセンターに来た事がない人は、ぜひどうぞ。自販機が置いてあるので、それでお茶ができますよ。クラブ活動に興味がある人は、ロゴスに部室がある、南山スコラ・カントールム混声合唱団(キリスト教典礼音楽研究)、受難劇(野外宗教劇団)、LLC(降誕祭企画運営&学生間親睦)、アヴァンギャルド(ホームレス・ケア&社会福祉実践)の4つのクラブを気軽に訪ねてみてください。



≪4月23日≫

★どうもいかん。風邪をひいてしまったらしい。二三日前から風邪気味で声がガラガラだったので、ちょっと治してやろうと、銭湯へ行った。《風邪をひいたら風呂に入ってはならぬ》という言い伝えがあるようだが、そうでもないかもしれん、と私は考えたのである。なぜかと言うと、風邪をひくと熱が出るが、これは体が自然に反応して熱で病原菌をやっつけるためであるというようなことを、テレビで見たことがある。それならば、風呂で十分に体を熱くしてやれば、病原菌は死滅するのではなかろうか?浅はかな・・・と今あなたは思ったかも知れないが、なんとなくうまく行きそうな気もするでしょ?

で、悪しき風邪の菌を滅ぼすべく、私はまるで悪代官を斬りに行く桃太郎侍のごとく、さっそうと天の湯に出かけていった。そしてクラクラするまで風呂に入り続けて体を熱くしてみたのである。・・・やはり浅はかであった。菌は死滅するどころかむしろ増殖してしまったような気さえする。風呂から出ると、体調はすこぶる悪化していた。(愚かだ〜〜)。

しかるに、このように体調が悪いにもかかわらず、昨日はゼミコンパが開催された。


場所はいつものえっちゃん。楽しかったが、体調は極めて悪化した。

そして明日は、泊りがけの一大イベント、「キリスト教学科・新入生オリエンテーション合宿」が開催されるのである。私はその企画運営担当者なので、欠席するわけにはいかない。いや、そればかりか、今日はそのための買出し作業もある。よりによってこんな時に。体調はどんどん悪化して行きそうだ・・・。

で、でも

元気だしてがんばろ〜〜!

お〜 (すでに弱気)



≪4月25日≫


★この週末24日〜25日は、杁中(いりなか)の南山学園研修センターにおいて、キリスト教学科2004年度新入生オリエンテーション合宿が開催された。14名の1年次生全員が参加してくれた。学科の教員のほとんど全員(ノミナル所属の研究員を除く12名)が様々な役割で参与してくれた今年の合宿は、7名の学生スタッフ(2年生〜4年生)の協力も得て、たいへん充実した、またとても楽しい合宿であった。皆様どうもありがとうございました。

多忙なスケジュールを工面して、マルクス学長先生も来てくださった 各講話は30分間。これは浜口先生

出来るだけ多くの教員や先輩たちに接することが出来て、しかもバラエティーに富んだ内容にしたいと思い、8つの講話の時間を設けて、それぞれの時間を違う担当者に受け持っていただいた。集中力の持続を考えて、時間配分は30分ずつ。ただし学生スタッフたちによるセッションだけは1時間かけてやってもらった。担当していただいた先生方や学生スタッフたちの個性が光る、とても内容の濃い講話の時間だったと思う。

     

夕食は南山短期大学の研究所であるベタニアをお借りしてバーベキューをした。準備と片付けの時間を合わせて、たっぷり4時間。とても賑やかで楽しい夕食会であった。スタッフ以外の学科の学生たちも何人か参加してくれた。焼肉の肉はなんと、今池(いまいけ)の有名な焼肉店「福蘭(ふくらん)」さんに用意していただいたもの。実はここ、学生スタッフの一人よしみちゃんのお父様のお店なのである。驚嘆すべき美味しさであった。さすがである。

     

キリスト教学科の新入生オリエンテーション合宿は昨年から始められた。今年は第2回目に当たる。キリスト教思想や文化にこれまで馴染みが少なかった人たちが、できるだけスムーズに授業について行けるように、そしてより気楽に教員や先輩たちと交わることが出来るようにという主旨で始められた合宿である。今年は昨年の経験が活かされて、より能率的で円滑なスケジュール運びができたと思う。幸い病気も怪我もなく、好天にも恵まれた。神さまに感謝。いや〜よかったよかった。





2004年3月の雑記へ

2004年5月の雑記へ