2003年2月の雑記




《2月1日》
今日はルナー・ニューイヤーの日、すなわち旧正月なのだそうである。中国やベトナムの人にとっては今日が本式のお正月のお祝い日である。明けましておめでとうございます。ザビエルハウスには現在ひとりのベトナム出身(国籍は米国)の神学生がいる。アメリカの神学院ではベトナム出身の神学生が多いので、旧正月には盛大なパーティーが行われる。日本では旧正月を祝う人が少ないので、淋しく思っていることだろう。しかしきっとこの地域のベトナム人たち同士で集まってお祝い会をすると思うので、そちらで楽しんでいただこうと思う。

ザビエルハウスの人たちは今日(人によっては明日)からホームステイである。これは日本人と交わるひとつの訓練であるので、「期間中は決してハウスに戻ってきてはならん」と言い渡してある。みんな、つらくても耐えてチャンスを待つんだよ・・・「千と千尋」に確かこんなセリフあったなぁ。考えてみると、遠い異国からはるばる来た留学生たちにとって、日本の家族と一緒に生活することは、ほとんど「千と千尋」の世界なのかも知れない。初めはいろいろと驚いたり悩んだり苦しかったりすることもあるかも知れないが、がんばって成長して帰ってきて欲しい。そういう私(と副院長のムンカダさん)は、これからのんびり気楽な生活をありがたく楽しませていただく。いや〜骨が休まるなあ・・・みんながんばるんだぞ!(途中で帰ってこないでね)。心から応援してるからね!(ホントか・・)。






《2月2日》
★南山大学のクラブとして新たに混声合唱団が結成された。名称は、「南山大学スコラ・カントールム」である(「コールス・アンジェロールム」とは一応別の、独立した団体となる。略して南スコ・・・)。これはキリスト教の典礼音楽を主なレパートリーとする合唱団であり、透明で清らかな、心を温かな感動で満たすような響きを追求する。(と言っても、キリスト教の信仰を求めるものではありません。宗教には基本的に中立の立場をとります。だからどなたでも安心して参加できます)。これまでなぜか南山には混声合唱団も聖歌隊も無かったので、設立の意義は大いにある。ぢぇいふぉん氏と私はこの合唱団の成長と活動を全面的に支援する。 と言うわけで、設立記念飲み会が昨夜開催された。会場は檀渓。刺身がうまかった。2月1日はちょうどルーナー・ニューイヤー・デーでもあり、新たな門出に相応しい集いとなった。

上の写真は、このクラブの創立メンバー。このクラブは名古屋キャンパスと瀬戸キャンパスでの同時開設である。このクラブの活動を通して名古屋キャンパスと瀬戸キャンパスの学生間の交流がますます盛んになって欲しいものである(今はこのようにまだ人数が少ないが)。で、さしあたっての活動は新メンバーの勧誘であろう。4月には新入生もたくさんやってくる。みんな、力を合わせてクラブを盛り上げよう! この合唱団に興味のある人、入部を希望する人はご連絡ください。



≪2月5日≫
★南山大学はいよいいよ明日から入試モードに入る。2月9日〜13日の本学一般入試に先立ち、全国入試が7日に行われるため、明日各地の担当者が一斉に出陣するのである。今年私は京都の試験会場の担当に当たっている。京都はけっこう近い所だし、受験者数もあまり多くないので、比較的楽なところだ(と思う)。ラッキーである。京都の受験者のみなさん、どうぞよろしくね。この頃は悪性のインフルエンザが大流行しているらしいので、ちょっと心配だなぁ。これまで一生懸命がんばってきたのにインフルエンザにやられて実力が発揮できなくてはたんへん気の毒だし、有望な人がそのために入学できなくなったら、南山にとっても大きな損失である。どうかそんなことがないようにと願っている。

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≪2月6日≫
★先日私は、楽な京都会場でよかったラッキー!・・・と書いた。ところが今朝メールをチェックしてみたら、京都会場の隊長を務める先生から、なんと次のようなメッセージが入っていた。

「実は、今朝運営委員長の○○先生から連絡がありまして、岡山で欠員が1名生じたので☆☆さんをそちらに廻したいとのことでした。 これで試験監督は先生お一人になりますので、3科目ぶっ通しでお願いすることになりますが、どうかご堪忍ください。どうかよろしくお願いします。」

・・・え? 先生、そ、それは・・・「ぶっ通し」ですか、ぶっ通し・・。 う〜む。京都もあまり楽ではなさそうである。でもま、仕方ない。京都のおいしいものでも食べてこよう。じゃ、行ってきまする。

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★で、私は今、京都にいます。烏丸御池(からすまおいけ)という地下鉄駅のすぐそばにある「ハートンホテル京都」というところ。京都の繁華街、四条通にも近い。明日の入試は、ここから地下鉄で3駅ほどいった「鞍馬口」にある関西文理学院という予備校の教室を借りて行われる。京都会場の担当者4名は名古屋を1時頃に出発し、ホテルに荷物をおいてすぐに準備のためにこの会場へと赴いた。試験会場の設営は思っていたよりたいへんだった。5時半頃やっと終了。その後、京都に詳しい隊長の先生が選んでくれた「たけくらべ」というお店で一緒に食事をした。とても雰囲気が良くおいしい京都料理店であった。

京都の古い家は、二階の天井が低く作られている(町屋作りと言うらしい)。とても風情のある建築である。このお店も、そういう作りをしていた。(名古屋に帰ってから調べてみたら、辞典にこうあった→「町屋はふつう主屋の棟を街路と平行に通し,主屋の屋根とひさしを二重に出し,物置に使われる低い二階を備えている形式・・」。これ)。食事の後、別の店でお茶してからホテルにもどった。今はもう10時頃である。このホテルは、各部屋に無料のインターネット接続を提供してくれている。便利だなぁ。まあもっとも、南山のホームページをアップするためには、やはり携帯で南山に直接電話接続する必要があるのだが・・。 明日はよい天気になりそうだ。出陣がけっこう朝早いので、もうそろそろ寝ようかな。おやすみなさい。



≪2月8日≫
★京都から(昨夜)帰ってきました。最小構成の部隊だったし、私にはぶっ通しものも予定されていたので、「これはちょっとキツイかも」と心配してたのですが、メンバーがとてもよい方々ばかりで、気持ちよく仕事ができました。南山が入試でいつもお世話になっているK社から派遣されてきた方も非常に良い方で(しかも美人)、たいへん明るい雰囲気のチームでした。どうもありがとうございました。試験会場に使わせていただいた関西文理学院の方々がまたとても親切で、うれしく思いました。更には受験生たちもみな礼儀正しく気持ちよかった。一人の病人もなく、何の事故も手違いもなく、まことに順調に事が進みました。もうよいことばっかり・・・いやぁよかったよかった(神さまに感謝)。

他の地区はどうだったのかなぁ。去年は運営委員だったので、各地の情報が知れて面白かったのだが、今年は自分が関わったところだけしか分からないので、ちょっとつまらない(といっても、そのためにまた運営委員やりたいわけではないが・・・)。南山の名古屋キャンパスでの「本学一般入試」がいよいよ明日から始まる(5日間)。今年もすごい数の受験生がやってくるようだ。教員も職員もアルバイトの学生もフル稼働である。みなさん、力を合わせてがんばりましょうぞ。



≪2月9日≫
★本学一般入試が始まった。「一般」と言われるのは「推薦」などと区別するためである。「本学」とは南山大学のキャンパスでということを意味している(この他に京都や東京などの「全国」入試がある)。この本学一般入試が南山のメインの入試となる。今年度は、募集総数1000名に対して、受験者は何と15,000名ほどもいるのだそうである。これはかなりの難関だなぁ。みなさん頑張ってください。今日はその初日である。たくさんの受験生が来ているはずなのだが、キャンパス内はやけに静かである。静かにやって来て、静かに試験を受け、また静かに帰っていくとみえる。さすがに入試となると厳粛な雰囲気があって、キャーキャー、ワーワーと騒いだりする人は誰もいないみたいだ・・・ま、当たり前か。

★ザビエルハウスの皆を連れて、いちご狩りに行くことにした。ガイドさん付きのバス・ツアー。去年の今ごろ前のメンバーで行ってみてけっこう良かった。今年は少し計画が遅れてしまったが、やはり今年のメンバーにも楽しんでもらいたいと思う。南山の学生のKさんに頼んで探してもらったら、ラグーナ蒲郡(がまごおり)とイチゴ刈りがセットになったツアーが見つかった。ラグーナ蒲郡がいったいどういう所なのか、実は私は知らないのだが、日帰りのツアーで手ごろなので、それに行ってみることにした。しかし問題は・・・どの日に行くかである。皆の都合を聞いてみなければならない。普段なら各自の部屋に行って聞けばすむので簡単なのだが、今はあいにくそれぞれがバラバラな場所にホームステイに行ってしまっているので、連絡がとりにくいのである。緊急の用でもないのにホスト・ファミリーの家に電話をかけるのも憚(はばか)られる。そこで、学校の連絡用メールボックスに手紙を入れておき、電話かEメ−ルで返事してもらうことにした。みんな毎日学校に授業を受けに来て、メールボックスをチェックしているのである。初めは28日を計画していた。ところがその日は授業やらテストやらがあって、ほとんどの人がダメらしい。そこで検討しなおして、16日にしてみた。さあてこの日の都合はどうかなと、前回と同様にメールボックスに手紙を入れに行った。そしたら、驚いたことに(というかコロっと忘れていたのだが)、今週は南山の入試のため別科はお休みなのであった。次にみんなが登校するのは来週の月曜である。しかるに次の日曜が16日なのだ。これでは間に合わないではないか。タイミング悪いなー。仕方ないので、今度はハガキを出すことにした。集まる場所の地図もプリントして。これでどうかなあ。イチゴ食べに行くだけなのに、やたらと面倒だなぁ。ホームステイに皆が出て行く前に計画を立てとけばよかった・・・。




≪2月10日≫
★研究室で使っているノート・パソコンの動きがどうも鈍く思えてきた。ウイルスにやられているとかそういうのではなくて、初めからこのくらいのスピードなのだが、新製品はもっともっと速くなっているし、それに伴ってアプリケーション・ソフトがどんどん多機能で重たくなってきたからだと思う。そこで、メモリー(RAM)を増設してみることにする。ちょうど管区センターにいく用事があったので、そのついでにいりなかのコンプマートに寄って128MBのを買ってきた。4,890円であった。何という安さ・・・メモリーはちょっと前まで、ものすごく高価なものだったのだ。2年前に64MBのメモリーを増設したことがあるが、その時は1万円くらいで、それでも安いと思ったのに、今ではその倍の大きさのものが半分の値段で買えるわけだ。よい時代になったものだなぁ。しかしそうすると、以前のあのバカバカしいまでの高い値段はいったい何だったんだろ。そういえばマクドナルドのハンバーガーもやけに安くなってるよなぁ・・メモリーとは関係ないけど。でもま、安くなること自体に文句はないから、いいか。 で、128MBを取り付けて、パソコンの総メモリーは256MBになった。今その状態でこの雑記を書いているのだが、やっぱりずいぶん速くなったと思う。メモリー増設というのは、パソコンのスピードをほんとに劇的に早くする。お金がかかるけど、頑張った分だけちゃんと報われるところが、うれしい。

ところで、私はノート・パソコンを使っているにも関わらず、外付けのキーボードを接続して使っている。すでに本体にキーボードが付いてるので無駄なようにも見えるが、この方が机を広く使えるのである(ノート本体のキーボードを使うと裏側のスペースが無駄になってしまう)。愛用しているのはACERという会社製の赤外線ワイヤレス・キーボード。これは5・6年ほど前、アメリカ留学中に買ったもの。大きなパソコン店に行ってぶらぶらと見物していた時にこれを見つけた。そこには次のような宣伝文句が大きくドーンと書かれていた・・「超パワフルな無線キーボード!30フィート(おおよそ10メートル)離れても使えます!」 Oooohh!ワンダフル。その距離、マジ? というか、10メートル離れて一体何に使うというのか? 画面が見えんじゃないか・・・。 このあまりに強烈な売り言葉に私はクラリとよろめき、衝動的に購入。ほんとに10メートル離れたところから使えるのかどうかは、まだ試していない。



≪2月12日≫
★ちかごろ、なぜか無性に蕎麦(そば)が好きになった。もともと麺類は好きであったが、子供のときには「ちゃんぽん」が、学生のころには「ラーメン」が好きであった。九州ではラーメンと言えば豚骨スープのこってりラーメンを第一に指す。それにニンニクが強烈にきいたヤツを好んで食べていた。若いころには蕎麦なんてあっさりし過ぎていて、食べたいと思ったことは無かったように思う。だいたい蕎麦なんてのは基本的に昔の人の食べ物で、どこか「ジジくさい」という印象があった。

蕎麦に匹敵するあっさり系の食べ物といえば「うどん」であろうが、うどんに較べても蕎麦はよりジジくさいのである。というのも、うどんには、「味噌煮込みうどん」、「カレーうどん」、「うどんすき」といった、いかにも華やかなバリエーションがあり、さらにそれに「特製」だとか「スペシャル」だとか言った装飾が違和感なく付けられる。それに対し、蕎麦はそういう豪華さとは無縁である。ただ実直、質素、素朴でまっすぐ、すみません不器用なものですから・・的なシブさがあるのだ。あの「ざる蕎麦」の究極の飾り気無さを見よ。単に蕎麦がそのまま盛られているだけである。蕎麦のバリエーションといえば、「天ぷら蕎麦」、「にしん蕎麦」、「たぬき蕎麦」、「山菜蕎麦」などがあるが、どれもどこかジミ〜な響きがする(のは気のせいだろうか)。 

この地味な蕎麦の中でも恐らく最も地味でジジくさいと思われるのが、「山かけ蕎麦」である。これはクネクネした麺の上にトロトロした山芋がかけられていて、そこにヌルヌルした生卵が落とされているもの。山芋のくすんだ白い色がなんともまあジジくさい。だが実は、今私が最も好きな食べ物がこれなのである。このクネトロヌル感がたまらない。(ついでに言うと、第二位は「なめこオロシ蕎麦」である。これはなめこのヌメヌメ感が最高である)。う〜ん私もジジくさくなってきたのだろうかなぁ。





≪2月14日≫
★今日はご存知バレンタインデーである。私の場合、ちょっとしたわけあって、バレンタインデーといえばメリーズ・チョコレートをすぐに思い浮かべる。そこでメリーズのホームページに載っていた写真をちょっと(勝手に)拝借させていただいた(ま、いいでしょ、宣伝にもなるし)。アメリカに留学していた時、ワシントン・ポストという新聞に、日本のバレンタインデーのことが特別記事として大きく載ったのを見た。女の子の方からだけ、しかも必ずチョコレートをという特殊な習慣は日本だけらしい。アメリカではむしろ男の方から女性にプレゼントするみたいだし、チョコレートである必要はない。しかしそれでは特にバレンタインデーである必要もなくなるわけで、日本のやり方の方がずっと面白いし、進歩していると思う。日本人はアメリカのバレンタインデーを独自の解釈で日本流に発展させたのである。これはすばらしいことではないだろうか。日本人はアメリカの真似ばかりしていて(しかも変なところばかり)情けないと私は何かにつけて感じ、悲しくなるが、バレンタインデーは別だ。偉いぞ日本。まだ捨てたものではない。しかもこの、「女から男へ」という厳格なる方向性、そして「チョコレート」という排他的に厳選された素材・・・どこか魔法の儀式みたいな感じがして好きだなぁ。ところで、このような特殊な習慣を日本に定着させるに大きな貢献をしたのが、聞くところによると、メリーズ・チョコレートさんらしい。あっぱれである。



≪2月15日≫
★ザビエルハウスという名前が世間の人々になかなか分かってもらえないということを、私は以前この雑記に書いたが、今日ポストに届いたうちの住人あての2通の手紙も、その例に加えられるだろうと思う。ひとつは、「バビエル・ハウス」となっていた。バビエルか・・。それならいっそバービー・ハウスとしてくれた方が可愛らしくてよいのに(・・いやまてよ・・うちの住人がいい年をした男ばかりであることを考えると、これはかなり不気味である・・・)。もうひとつのは、わざわざ英字を使ってるのに、Xauiar Houseとなっていた(正しくはXavier House)。ザウイアー・ハウスと読むのだろうか・・・。 ザビエルという名前はそんなに珍しいかなぁ。俳優さんとかプロレスラーにザビエルという名の有名人が登場するのを待つしかないのかな・・。

しかしま、確かに耳慣れない言葉は、聞き違えたり言い違えることがある。うちの住人たちのように日本語を勉強し始めたばかりの人たちは、日本人ならまずやらないような見事な間違いを時々してくれるので楽しい。よく知られた話に次のようなのがある。ある留学生がバスに乗っていて、途中で下車しようとしたが込んでいて出れなかったので、大きな声で「降ろしてください!」と言おうとした。ところが、ついうっかり「殺してください!」と叫んでしまい、乗客全員を凍りつかせてしまった・・・。このように、ほんの少しの発音の違いで全然違う意味になってしまうことがある。他にもたとえば、「特急」と「卓球」、「急行」と「教皇」、「別荘」と「物騒」、「不便」と「不憫」、「お見舞い」と「お見合い」といった具合に、母音(a,i,u,e,o)をちょっと間違えたり、いらぬ子音をつけてしまうだけでそうとう違う言葉になってしまう。 ふむ・・こういう、「日本人ならまず間違うことがないが実はとても似ている言葉」というのを見つけてみるのも面白いかも。極めつけはこれだ!というのをご存知の方、教えてくださいね。




≪2月16日≫
★ザビエルハウスのメンバー(+お友達)と一緒に、蒲郡(がまごおり)へ「イチゴ狩り」に行ってきた。あいにくの雨であったが、バス・ツアーだし、見るところはほとんど屋内なので、まあOKである。たいがいのバス・ツアーがそうであるように、このバス・ツアーもイチゴ狩りをメインとはしているものの、その他にも色々なところに寄ってくれた。なぜか「八丁味噌工場」に始まり、「蒲郡ファンタジー館」、「魚介類市場」、「ラグーナ蒲郡」、そして「えびせんべい共和国」・・・どれもイチゴとはあまり関係なさそうな所である。しかもそれぞれにかなり強烈な個性を持った所ばかりだったので、途中私は危うくイチゴのことを忘れてしまうところだった・・・。 しかし、これはバス・ツアーならではのバラエティーに富んだサービスだとも言える。実際それぞれに楽しめてとてもよかった。(中でも強烈なのは、貝殻細工が眼にも眩しいファンタジー館であろう・・すごいですよここ、ある意味)。

イチゴはさすがにすばらしかった。畑(ビニールハウス)は広々としていて、本当にたっぷりイチゴがなっていた。もう思う存分、これ以上は入らんというくらい皆でイチゴを食べまくった。おいしかった〜。あまりにも食べ尽くしてしまったような気がしてちょっと心配になったが、栽培者の人が言うには、今なっているイチゴを全部食べつくしても、この時期なら1週間もあればまたいっぱいに実るとのことであった。もっと暖かい時期には、たった3日で戻るらしい。イチゴのおいしさだけでなく、その生命力にも感じ入った旅であった。

名古屋にバスが帰ってきたのは夕方5時半くらいであった。皮肉にもその頃にちょうど雨があがり、雲がはれて青空が広がってきた。え〜い、ならば!という事で、駅タワーの展望台(パノラマ・ハウス)に上ることにした。これまで一緒にここに上る機会がなかったので、ちょうどよい。雨上がりの名古屋の町は実に清々しくしっとりと綺麗であった。せっかくなので暗くなって夜景が見えるまで居た。

あわただしく実現したイチゴ狩りツアーであったが、なかなかよろしかった。今回お付き合いくださったお友達の方々、どうもありがとう。とても楽しい時が過ごせました。




≪2月21日≫
★入学試験の合格者が昨日発表された。合格された5,126名の受験生のみなさん、おめでとうございます。入試はスポーツ競技と同じく、本番の勝負では何が起きるか分かりません。大きな実力を身につけている人が必ずしも成功するとは限らないのです。どんな人にも気が抜けない真剣勝負。勝利したみなさんの健闘を心から讃えます。4月に入学式でお会いいたしましょう。

★携帯電話を新機種に変更した。あまり活用していなかったので、このまま白黒の古いやつでいいや、と思っていたのだが、どうやら「ポイント」というもので、あまりお金がかからずに新しい機種に替えられると聞いたので、ムンカダさんと一緒にJ-フォン・ショップに行ってみた。ムンカダさんと私は2年ほど前に、まったく同じ契約で一緒にJ-フォン・ユーザーになったのである。今回も2人まとめて更新してもらうことにした。店員さんが在庫のある機種を3種くらい出してくれた。意外に選択肢が少ないんだなとも思ったが、その中のパナソニックJ-P51というのがよさそうだったので、それにした。ムンカダさんが黒、私がシルバー。この機種は最近では少ないストレート・タイプのものである(2つに折り曲げないやつね)。実はムンカダさんも私も、このタイプの方が好きである。この方が細身でズボンのポケットに入れやすいのと、いちいち開閉しなくても済むから(・・・あまり大した理由ではない。これまで使っていたのがストレート・タイプだったので親しみがあるだけなのかも)。 さて、知らない間にポイントというものがいつの間にかたくさんたまっていたらしい。13,000円もするこの機種が全く無料となった。うれしいねぇ。かかるのは切り替え手数料の1,980円だけ。2年くらい使っていると、このように無理なく新しい機種に更新することができる仕組みになっているようだ。サービス良いなあ。

★ところで、私の先輩に顔がやたらと大きな人がいた。その人は携帯を初めて購入するにあたり、その小ささに不安を感じていた。彼の顔は非常にタテに長かったのである(2リットルのペットボトルがちょうどはまるくらいの大きさ・・)。携帯電話の普通のサイズのものは、彼の口と耳の間の距離の半分くらいの長さしかなかった・・・。 携帯の店に行き、先輩は、「私の顔に合う携帯ありますか?」とマジメな顔で尋ねたという。すると店員さんはこみ上げる笑いを必死にこらえながら、「ぅぷっ・・いぇ、そ、そんなに大きいのは・・ぅぷっ・・ちょっと・・ぅぷっ・・」と答えたらしい。そこで先輩はやむなく小さな(普通サイズの)携帯を購入したが、話す時は口もとへ、聞く時には耳もとへと、携帯を上下に激しく移動させながら電話をしていた・・・ご苦労なことであった(そんなことする必要はなかったと思うが・・)。 この先輩、以前コンパにひとり遅れてきたことがある。その時の会場は店の2階だった。そこで、店のおやじさんに、「もうひとり・・ええと、顔が大きい人が・・来ます」と言っておいた。しばらくして、その先輩がやってきたが、彼が店に入ったとたん、まだ何も言わぬうちに「あ!2階です!」と言い渡されたのだそうである。「どうして分かったんだろう?」と、とても不思議がっていた。



≪2月25日≫
★よく酒を飲むので肝臓をいたわろうと、肝臓に効くよと人がオススメしてくれたものを買って食している。ひとつはウコン。錠剤になったものを朝に3粒くらい飲む。なんだかカレーみたいな味だ。飲み屋で一緒になったご婦人が「もうね、すっごくいいのヨ」と絶賛し、「うちの主人に毎日欠かさず飲ませてるの」と言っていた。どうやら飲まされてるのはご主人で、ご本人はあまりお飲みにならないようだ。しかしさかんに褒め称えているので、私も試しに飲んでみることにした。まあしかし、元気が出るとか食が進むとか、そういう効果は今のところ全く感じられない・・・本当に効いてるのだろうか、これ。ウコンは製品によって値段がだいぶ違うようだ。私が買ったのは一番安いもの。う〜ん、やっぱもうちょっと高いの買わないとダメなのかな。 

もうひとつのは、しじみ。八事のジャスコの地下をうろついていたら、しじみを乾燥させたものを売っているおばさんがいた。私が何気なく前を通り過ぎようとすると、まるで占い師のようにズバリと、「あんた、肝臓を心配してるんと違うかね」と言い放った。ずさりと一歩退いた私が、「そ、そうですね・・まあ・・」とひきつり顔で答えると、つめよるように、「肝臓にはこれよ、コレ。し・じ・み!」と言い、すばやくスコップのようなものでしじみを5・6粒ザクっとすくい、「食べてみや!」と私の胸元に突きつけた。・・・おばさんの迫力に圧倒され、一袋購入。そのままボリボリ食べたり、インスタント味噌汁の具にしたりしている。ほんとに肝臓に効いているのかどうかはよくわからないが、とりあえずおいしいのでGoodである。



≪2月27日≫

★携帯電話が新しくなって、以前雑記でご紹介したゲームソフトが出来るようになった。WWS(TMS)のつよしさん作の「ドラゴン・タワー」である。ダウンロード型で、お値段はたったの100円。数日前に入手し、さっそくプレーしてみた。ううむ、さすがだ。たいへん面白い。携帯電話がまるでゲーム機になってしまう。操作も簡単だし、ストーリーもややこしくない。はまること請け合いである。ダウンロードの仕方は下のリンクのWWS(TMS)のホームページに載っています(現在はAU版とJ−フォン版のみ)。どうぞお試しあれ。携帯電話だから、布団にくるまりながらでも遊べる。主人公がだんだん無敵の強さになっていくのは快感。謎解きも面倒なことは一切なく、すっきりしている。まず町中をよ〜く歩きまわり、アイテムを集めよう。タワーに入ったら頻繁にセーブすることをおすすめする。

(町で情報を集め、冒険の準備を整えよう)
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