2020年1月の雑記



≪1月1日≫

皆さま あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします



 

とても 気持ちの 良い 元旦。 

御嶽山(おんたけさん) も 光り 輝いて いる。


実は 今年 私は 年男 (としおとこ) である。 1960年 ねずみ年 生まれ。

今年は いよいよ 60歳 だ。 (あまり 実感が わかないが)

いらすとや

年は とった けど、体調は すこぶる 良好。 まだまだ 元気。


今年も 皆さまに とって 良い・善い・好い・佳い・吉い年 で ありますように。




≪1月2日≫


「カップうどん電子レンジものすごく 美味しく なる」


もう だいぶ前 のこと、テレビ番組で そう 言って いた。

いつか 試してみよう と 思って いたが、

お正月の 今こそ チャンス と 思い、やってみた。


 

使ったのは、マルちゃん の 赤いきつね


 

まずは カップに お湯を 入れる。 適切な お湯の量を はかる ためだ。


 

そして 中身を 耐熱性のある 容器に 移す。 粉末スープ も これに 溶かす。


 

電子レンジで 3分 加熱。アッツアツになるので、火傷に 注意。


 

これで 出来あがり。 けっこう 簡単だ。


 

麺が、モチモチした 感じになった かな。 


うん、たしかに 美味しく なった・・・ かも。



しまった。 赤いきつね を 食べるのは 久しぶりで、普通の味を よく覚えて いない・・・。


でも 電子レンジ が あれば 簡単なので、皆さんも どうぞ お試し あれ。




≪1月14日≫

南山大学は 今、卒業論文 の季節。

人文学部の 卒論の 提出期限は 1月20日(月)。 もうすぐ です。


 

学部別に 専用のファイルがあって、それに 綴じる 必要が あります。 → ここを参照

間違え ないように 注意 しましょう。

キリスト教学科の人は、2部 作製して、1つは 教務課に、もう1つは 合研に 提出します。


 

卒論が 完成~! おめでと~!


お疲れさま。 どうぞ ゆっくり 休んで ください。




≪1月21日≫

昨日は 卒業論文 の 提出期限日 でした。

期限 は 午後5時 まで。

提出先は ここ↓ 教務課。 

時刻に なると 上から シャッターが 降りてきて 窓口が 固く 閉ざされる。

 


「提出は、もう絶望的…」

皆に そう 思われて いた人 が、

驚くべき ラストスパート により、時刻ギリギリに 提出できた という、

感動の 大逆転劇 が 今回は ありました。


まるで 奇跡



あきらめずに、本当によく がんばり ましたね。

この経験 は、きっと あなたの 人生の 宝物 と なること でしょう。




さて、話は 変わり ますが、

私は この1月から、オルガン の 練習を 再開 しました。

学校の 仕事が 忙しくて、長い間、弾くのを 諦めて いたの ですが、

この頃は 少しだけ 時間が とれるように なった ので。

 

お祈り している 人に 迷惑に ならないよう、音は ヘッドフォン で。

もう 何年も 弾いて いなかった ので、全然 弾けなく なっている だろうと 思ったら、

けっこう まだ 弾ける ことに 自分でも 驚きました。

苦労して 身に着けた ことは、そう簡単には 消えない ようです。

昔 弾けた曲 を 少しずつ リハビリ 中。

まずは、BWV(バッハ作品番号) 545番 や 543番 あたり から。

この番号 だけで、「ああ、あの曲か」 と 分かった人 は、

かなり バッハの オルガン曲が 好きな人 です(^^)




≪1月25日≫

卒業論文 の 完成 と 提出 を 祝って、ゼミコンパ を 開きました。

皆さん、お疲れさま。

 

研究テーマ は 次の通り

アリストテレス における フィリア(愛)

ヒルデガルト における 心身の医療

アクィナス における 人間と天使

エックハルト の 離脱の思想

フランク王国 の 宗教政策

中世ヨーロッパの 城 の機能



 

最後まで よく がんばり ました。


 

3月の 卒業式 まで、ゆっくり 学生生活を 楽しんで ください。




≪1月29日≫

今年の Q4の ラテン語解読 には

トールキン作 『ホビットの冒険』 の ラテン語版 を 選び ました。


映画にも なった 有名な 物語 です。(原文は英語)


『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)

 
Warner Bros.

ホビット(こびと種族)の ビルボ は、ある日とつぜん 魔法使いの ガンダルフに 誘われて、

ドワーフ(dwarf)の トーリン王子と その部下12名 と共に、

狂暴な 竜に 強奪占領 されている 山城(やまじろ) へ 財宝を 奪回しに 行くことに なりました。


ラテン語で 読んだ のは、ビルボの 家で ガンダルフ が 地図を 皆に 見せる 場面です。




これが その地図。 トーリンの 祖父の スロール王 が作った 地図です。


秘密の入り口の印 が 書かれて いるの ですが、


それを 見つける のが、ちょっと 難しい。


瀬田貞二訳 (岩波少年文庫、2017年 新版22刷) には こう 書かれて います。

  「諸君の気のついていない点が一つある。」と魔法使いがいいました。

 「それは、秘密の入り口じゃ。この地図の西がわにルーン文字があり、

 また北がわのはじにべつのルーン文字があって、そこから手の印が、入り口をさし示している。

 これが、地下広間にいたるかくれた通路のある印じゃ。」



私には はじめ、どこに その印 が あるのか、さっぱり 分かり ません でした。

その ルーン文字は、 こんな形 を しています。 見つけられ ますか?




これは 英語版 (HarperCollins Publishers, 2007)に 載っている 地図。

印の文字 が 赤い色 なので、少し 分かり やすい。

実は この地図 は 北が上 ではなく、東が上 なのです。

そして、「西がわ」 とは 「山の西がわ」 の ことです。 英語原文は 次のとおり。

 “There is one point that you haven’t noticed,” said the wizard,

 “and that is the secret entrance. You see that rune on the West side,

 and the hand pointing to it from the other runes?

 That marks a hidden passage to the Lower Halls.”





ラテン語版に 載っている 地図 は これ。

印の文字 が この地図 では l のような 形を しています。


この ラテン語解読 を通して やっと 秘密の入り口 の場所 が 分かりました。


ラテン語版の 文を 直訳すると、こんな 感じに なります。

 「君たちが 注意を 向けていない ことが 一つある」 と 魔法使いは 言いました。

 「それは 秘密の入口 のことだ。 西の斜面 にある その ルーン文字 と、

 別の ルーン文字列 から それを 指さしている 手が 見えるかね?

 それが 下層の広間への 隠された 通路を 示して いるのだ」




『ホビットの冒険』 は 『指輪物語』(ロード・オブ・ザ・リング)に つながる、

とても 面白い 物語です。

まだ 読んだ ことが ないかた は、ぜひどうぞ。





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