2008年1月の雑記



≪1月1日≫

皆さま、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


ねずみの年なので、どこかにねずみはいないかなー、と
研究室を見回したところ、おっ、かわいい子をひとり発見!


今年ものんびり気楽に頑張ろ〜。


え?これはねずみじゃなくて、うさぎじゃないかって?


・・・・・・・。


・・・い、いや、これは、ねずみです。絶対ねずみに違いありません。

・・・ええと、ほれ、「みみながねずみ」ってやつですよ。ははははは。



いえいえ、さほどいい加減な事を言っているわけではありませんぞ。

ネットで「みみながねずみ」を検索してみたら、

ちゃんといたのです。みみながねずみが。


みみながねずみのマナマナ。

イラストレーターの「にしもりちよこ」さんの作品。



にしもりさんのホームページのブログのアーカイブ(2007年2月)に載っています。

新年早々、図らずも、とても素敵なホームページに出会えました。



≪1月2日≫

今年は元旦早々、楽しい集いがあった。


LLC(ロゴス学生生活交歓クラブ)3年次生との新年会。

旧年は降誕祭実行委員会の主力となって活躍してくださった。
これはその降誕祭成功の打ち上げも兼ねたお祝い会。

会場は、元日から開けてくれる有難いお店、丸八寿司。
年の始めから楽しくお寿司を食べられるとは、なんともめでたい。

 

LLCの皆さん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。




さて、2日目の今日も、朝から研究室でお仕事だ。


お正月らしく、お雑煮を作ってみた。

といっても、永谷園のお吸い物にお餅を入れただけのもの。
器もこれでは今一だが、だけどこれ、結構いけるかも。



≪1月5日≫

今年の春にいよいよスタートする南山大学附属小学校の
入学試験が、南山大学・名古屋キャンパスで行われている。

初年度の募集は新1年生〜新3年生の子供たち。
入学試験はクリスマス頃からすでに始まっている。

今日と明日は、新1年生のための第1次試験。


お父さんやお母さんと一緒に、かわいらしい子供たちが
次々とキャンパスを訪れている。みんな緊張した面持ちだ。

テレビ局の人たちもカメラを持って入って来ていた。
ニュースか何かに取り上げられるのだろう。

南山小学校に寄せられている期待は大きい。

開校に向けて、万全を期した準備が着々と進められている。
初代校長になられるマルクス先生も、もちろんやる気満々。

春の開校が楽しみだ。

南山小学校ホームページへ



≪1月8日≫

しばらく前から私は、携帯電話に届く迷惑メールにうんざりしている。
どういうわけか、毎日10通以上も迷惑メールが来るのだ。

時間に関係なく夜中にも来るので、着信音は切ってある。

もちろん読まずにすぐ削除するのだが、いくつかまとまって来たりすると
うっかり間違えて本物のメールも削除してしまったりして、
本当に迷惑でうっとうしい。


使っているのはボーダフォン(現在はソフトバンク)。

メールアドレスをもっと複雑なのに変えてはどうかとよく言われる。

でも新しいアドレスを皆にお知らせするのは面倒だし、迷惑もかけてしまうので
これまでずっと変えないでいた。

しかし、もういい加減に頭にきたので、
いよいよアドレスを変更し、ついでに電話会社も変えてしまおうかなと考えた。

・・・でも契約を変更するのもまた面倒なので、何か会社の方で対策が取られていないか、
ソフトバンクのホームページを見てみた。(初めて見た)

そしたら、ちゃんとあるではないか。

未承諾広告メール拒否、なりすましメール拒否、URLリンク付きメール拒否など、
個別に設定ができるらしい。(ここ


なあんだ。


だったら早く教えてくれればいいのに。

あるいは・・・ ひょっとして知らなかったのは私だけ?


そこでさっそく、ことごとく全て拒否に設定。


なんだか爽快な気分。


これで迷惑メール、減ってくれると嬉しいなあ。


あ、でも、ちょっと拒否にし過ぎた可能性も・・・・

あの、万が一、私にメールしてくださったのに、ちっとも返事がない場合は、
どうか電話等でお知らせくださいますようお願いいたします・・・ご迷惑おかけしてすみません。



≪1月12日≫

先日電話会社(ソフトバンク)のサービスを使って迷惑メール防止策を講じた私の携帯電話は、
うれしいことに、たちまち迷惑メールの数が激減した。


効果あるなあ。


設定は携帯電話からでもコンピューターからでも簡単に出来ます(ここ)。
迷惑メールにお困りの方、これはお勧めですよ。



ところで、効果があると言えば、

昨年「11月25日の雑記」でお話した

静電気と戦う正義のざぶとんエレキカット

これ、確かに効いているみたいなのである。


私はこのざぶとんを、研究室のイスと自動車の座席に使っているのだが、
この冬、静電気のあのバチッ に、まだ一度もやられていないのである。

車からさっと降りて、すぐドアに触れても、大丈夫。

研究室のイスからすっと立ち上がって、金属の本棚に手が触れても、大丈夫。


なんということでしょう。

昨年までの恐怖が(ここを参照)まるでウソのよう・・・。


すばらしいー。


本当に魔法のように、このざぶとんは、
ただ敷いておくだけで、私を静電気の恐怖から解放してくれているのだ。

コマーシャルではありませんが、このざぶとん、なかなかよろしいですぞ。



≪1月15日≫

昨日は、名古屋市昭和区の南山教会にて、
神言会と聖霊会の来日100周年を祝う記念式典とミサが行われた。


神言会総会長様、駐日教皇庁大使様、4名の大司教様・司教様をお迎えして、
非常に豪華で荘厳な記念式典とミサであった。


昨日は良い天気だったのだが、とても寒かった。(名古屋の最低気温は0.9℃)

聖歌隊の方々と共に私は聖堂の2階にいたが、
そこは暖房設備がほとんどなく、震えるほどの寒さだった。


そんな中、2時間半に及ぶ式典とミサの間中、正装の薄着のまま、
がんばって歌ってくださった南山短大聖歌隊ヴォクス・アンジェリカの皆さん、
本当にどうもありがとうございました。とても美しい演奏でした。



≪1月17日≫

2007年度秋学期の授業は今日で終了である。
これから期末試験、そして入学試験と、試験の季節が始まる。

試験やレポートは、受けたり書いたりするのは無論大変だろうが、
問題を作ったり採点したりする側も、かなり大変なのである。


お互い頑張りましょう。

大事な時に風邪などひかないよう、しっかり食べて元気にね。


また、卒業論文の締め切りも21日(月)に迫っている。
卒論を書いている皆さん、最後の追い込み、どうか頑張ってください。



≪1月22日≫

試験の季節にちなんで、お勉強関連の話題でも。

この秋学期に「ラテン語U」の授業で挑戦してもらったラテン語原典は、
プリニウス(Plinius, 23頃-79)の『博物誌』(Naturalis historiae)である。


これはまるで百科事典のような著作で、私好みの眉唾(まゆつば)ものの話も数多くあって、
たいへん面白いと思った。

へぇ〜!と思う話がたくさん載っているが、第15巻(XV, 20)に記されている
ローマの政治家カトー(234-149BC)の、イチジクにまつわる逸話もそのひとつだった。


カトーは、当時ローマの覇権を再び脅かし始めていた宿敵カルタゴへの敵意に燃え、
元老院の集会のたびに、「カルタゴは滅びなければならぬ!」と叫んでいたそうだ。

だが、ローマはなかなかカルタゴとの戦いを始めない。そこでカトーはその最晩年に、
元老院議会において、イチジクの実を用いて次のような説得を行ったという・・・

 「ある日カト−は、カルタゴの領地で取れた早生のイチジクを元老院議会に持ってきた。
 そして議員たちにそれを見せながら、こう言った。 

 『君たちに尋ねる。このイチジクは、いつ木から摘まれたものだと思うか?』

 その果実が新鮮であることを皆が認めると、彼は言った。

 『しかるに、これは三日前にカルタゴで摘み取られたものであることを君たちは
  知るべきだ。城壁からこんなに近いところに、我々は敵を持っているのだ。』

 そこで直ちに第三次ポエニ戦争が開始され、この戦争によってカルタゴは滅びた・・・。」


古代ローマでは当日も数え入れたので、「三日前」とは「一昨日」のことである。
かつてローマを滅ぼしかけたあの恐ろしい敵は、実はこんなにも近い所にいる。
カトーのこの言葉に動かされて、ついに戦争がまた始まってしまったのだった・・・。


まるで映画の一場面を見ているかのような、このエピソード、ご存知でしたか?



≪1月27日≫

子供の頃に好きだった物は、大人になってもやっぱり好きらしい。

私が子供の頃に好きだった家庭料理の一つは、すいとんである。

我が家では「ダンゴ汁」と呼んでいた。

これは、小麦粉を水で練ってダンゴにしたものを出汁に入れ、、
野菜やキノコと一緒に煮た、温かいナベ料理。

形は不ぞろいだが味がしみたダンゴが、とっても美味しかった



・・・しかし、このすいとん、
今では、昭和時代の古い食べ物で、若い人はあまり知らないらしい。


何年か前、久しぶりに長崎の実家に帰った時、
母が私にご馳走を作ってくれようとして、「何が食べたい?」と聞いたので、
私はふと、子供の頃の懐かしい味を思い出し、「ダンゴ汁が食べたい」と言った。

そしたら、意外にも、母はがっかりしたような顔をした。

ダンゴ汁は、私には、家族の団欒(だんらん)を思い出す、とても懐かしい料理なのだが、

母にとっては、それは、戦後の貧しい時代を思わせる粗末な食べ物なのだった・・・。


本当に美味しかったのになあ・・・


さて、この話を、行きつけの居酒屋えっちゃんのお女将さんにしたところ、
さっそくその場で作ってくださったが、その味は我が家のものとそっくりだったので、感動した。

その後、このすいとんは、裏メニューとして、他のお客様方にも好評だったらしく、
うれしいことに、このたび、表メニューに加えられることになった。


えっちゃん特製、昭和の味、すいとん鍋。

野菜たっぷりで健康的。

よろしかったら、どうぞ。



ところでついでながら、


えっちゃんのお店の前に立てられた看板の上には
「営業中」を示すパトランプ(回転式警告灯)が光っているが、

ついこの間、「秘密のケンミンSHOW」というテレビ番組(第12回)で知ったのだが、
居酒屋や喫茶店にパトランプを点すのは、愛知県だけの文化らしい。

言われてみれば、なるほど、そうかも。




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