2004年11月の雑記



≪11月2日≫

★南山大学名古屋キャンパス2004年度の大学祭、
南山フェスティバル・VIVA楽祭(がくさい)

が開催中である。4日間の日程で開催されるこの学祭は、今日3日目を迎える。


朝8時半のメインストリート。9時の開店に向けて模擬店の準備に忙しい。今日はからりと晴れた良い天気になった。きっとこれまでにも増して多くの人々が来訪してくださることだろう。南山ならではの明るく楽しい学祭を今日もぞんぶんに繰り広げて欲しい。

 

大学東門(法科大学院棟がある側)にあるロゴスセンターでは、LLCをはじめロゴスで活動するクラブの学生たちがホールを利用して洒落た喫茶店≪ロゴ庵≫を開いている。ゆっくり腰を落ち着けて学生たちの手作りのケーキやクッキー、飲み物が楽しめる。メインストリートの見物で疲れたら、ぜひロゴスへどうぞ。また、ロゴスセンターの玄関ロビーでは、チャリティー・バザーが開かれている。これもどうぞお見のがしなく。掘り出し物が見つかるかも知れませんぞ。



≪11月3日≫

★南山大学の今年度の大学祭4日目最終日、文化の日の今日は、卒業生のためのホームカミングデーでもあり、最高潮の盛り上がりをみせている。

メインストリートは人でいっぱいだ マルクス学長の挨拶

なかでもすごかったのが、チアリーダーズ・クラブ 『ラッスルズ』の演技。迫力満点のアクロバティックな演技を元気いっぱいに披露してくれた。


総勢60名を超えるチアリーダーズたちが、一糸乱れぬ鋭い動きで、ノリの良いダンスや宙返りを次々に見せてくれた。ぜひそういうアクロバットの瞬間を写真に撮りたいと思ったのだが、つい見とれてしまって、タイミングを逃してしまった。しかしどうせ写真では本当の迫力は伝わりにくいと思うので、どうか彼女たちの生の演技を見に来てください。

 

このチアリーダーズたちの中には、キリスト教学科生をはじめ私がよく知っている学生たちが何人かいて、なんだか身近な気がする。それにしても、何とまあ生き生きハツラツとしているのだろう・・・私の授業の時とは全然違うじゃあないか(涙)・・・ま、元気でたいへんよろしい。



≪11月4日≫

★大学祭はおかげさまで大盛況であった。昨日4日間の日程を終了し、今日から授業が再開される。昨晩のうちに学祭に関わるあらゆるものはキャンパス内から完全に撤収され、跡形もなくきれいに清掃されている。まるで何事もなかったかのようである。毎年のことながら、この切り替えは見事だ。大学祭運営委員会の学生たちの懸命の努力がこの陰にはあるにちがいない。ご苦労さまでした。ありがとう。

★学祭中、私が顧問の役をさせていただいている南山大学写真部は、2つの教室を使って写真展を開いていた。たくさんの人が訪れ、非常な好評を博したようだ。人気作品のいくつかはポスト・カードにもなっていて、欲しい人が気軽に入手することができるよう配慮されていた。とりわけ人気が高かったのは、マルクス学長先生をモデルにした作品で、あっという間に全部なくなってしまったそうである。

 

マルクス先生の直筆サイン入り。100枚近くの写真すべてにサインしていただいたそうだ。


★今回の学祭で手に入れた、もうひとつの逸品。


これはロゴスセンターで開かれていたチャリティー・バザーで見つけた、どらえもんライトである。たったの50円だった。単三乾電池3個で作動。「自動」という設定にしておくと、日が暮れて暗くなった時に人が近づくと顔がライトになって光り、人がいなくなると自動的に消灯する。明るいうちは決して光らない。

これは、なかなかのスグレモノなのではなかろうか。気に入ったので、ロゴスの私の部屋のドアに取り付けてみた。夜中トイレに行くたびに明るく照らされ、ちょっとまぶしい・・・。



≪11月6日≫

★先週末、私は学会に参加するため東京に赴いたが、帰りがけに、お友達のお店でお昼ごはんを食べてきた。とってもおいしいお店なので、ちょっとご紹介しよう。

そのお店は銀座7丁目にある。JR新橋駅から6分、あるいは有楽町駅から7分くらいのところ。鰯(いわし)料理が専門の、ちょっとめずらしい割烹(かっぽう)である。昭和14年創業。いわし専門店の元祖なのだそうである。その名も、いわしや。そのまんまですね〜。いわしをいろいろに調理して、とてもおいしく食べさせてくれる。いわし好きの私には、たいへんうれしいお店なのである。

銀座の歓楽街の一角に、そのお店はある 中はこういう感じ

おすすめは、日替わりランチ。いわし料理一品に、白味噌のつみれ汁、ご飯、お野菜、お漬物が付いて、1,100円。どれも非常においしい。これはかなりお得だと思う。さすがは、銀座のお店である。天下一品、一流のお味。銀座でお食事をされる機会がありましたら、ぜひ一度行ってみてくださいね。

 

ごちそうさまでした。



≪11月12日≫

★今日午後の授業に教室に行ったら、めずらしく教室のドアが閉じていた。ひとつの授業が終了して次の授業が始まるまでの間は、人の出入りが多いから、いつもはドアが開いたままなのだ。

ま、しかしべつによい。私はノブを下げ、ドアを押して、中に入ろうとした。

ところが・・・

なぜか開かない。
ノブを握りしめたまま、勢いあまって頭をドアにぶつけそうになった。

どうも鍵がかかっているようだ。

おかしいな?今日は休講だったかな?

私はしばし考えてみたが、自分が休講届けを出してないのだから、休講のはずはない。それに、たとえ休講でも、こんな時間に教室に鍵がかかっているのは尋常ではない。

えいっえいっと私は3回ほど力を込めてドアを押してみた。

ドアはしかし、びくとも動かない。

なんということだ。何が起きたのだ!なぜ開かないんだ〜!

ややパニックに陥った私は、ドンドンドンとドアをノックしてみた。


そしたら、中にいた学生が、怪訝な顔をして、すっとドアを開けてくれた。

あ・・・

しまった。

このドアは、引いて開けるドアだったのだ。

ひ〜。


南山大学の教室のドアの多くは、押し開けて中に入るようになっていると思う。私の研究室のドアも押して開けて中に入るタイプである。ところが、この教室のドアは、私にとってはやや馴染みの薄い、引いて開けて中に入るタイプのドアなのであった。

しかし、そういうドアは他にもあるんだし、押してダメなら引いてみるくらいのこと、すぐに気づくべきである。

ふうむ。

何日か前には、違う教室にまちがえて入ってしまったりもしたしなあ・・・

どうもこの頃、疲れているようだ。



≪11月17日≫

★昨日は、南山大学で「7・8時限」と呼ばれている、午後2時40分から4時10分の時間帯に、宗教教育委員会主催の講演会が開催された。これは毎年、春学期・秋学期交代で開催されている定例講演会である。今年の招聘(しょうへい)講演者は、カトリック大阪大司教区・社会活動センター、難民移住移動者事務局の、マツウラ・デ・ビスカルド篤子(あつこ)さんであった。


演題は、「足元からの難民支援」。今年1月に、NCP(南山大学カトリック教授会)主催の講演会でお話しいただいたのに続き、今回は学生のためにお話をしていただいた。南山で一番大きいG30教室がほぼ満席となり、モニター映像が写されたG27教室にも多数の学生が集まった。

ビスカルド篤子さんは南山大学の卒業生である。大阪地区を中心に、何年も前から難民援助のために日夜働いておられる。彼女が現場で実際に体験されていることをもとに、いかに日本で難民がなかなか受け入れてもらえず苦難にあえいでいるかを、分かりやすくお話ししてくださった。あまり知られていない現状のひどさを知って驚いた人も多いのではないだろうか。

難民支援について、より詳しく知りたい方、または自分も難民救済のために何かしたいと思う方は、 まずはシナピスのホームページ(ここ)をどうぞご覧あれ。



≪11月20日≫

★今日と明日の2日間、南山大学名古屋キャンパスをメイン会場として、英南戦(えいなんせん)が開催される。これは南山大学と、兵庫県尼崎市の英知(えいち)大学との間で毎年行われている総合運動競技大会である。

南山大学には、東京の上智大学との間で行われている「上南戦」(じょうなんせん)と、この英南戦の2つの総合運動競技大会がある。通常、上南戦は6月に行われ、英南戦は11月に行われている。競技数が少ないこともあって、上南戦に比べるとだいぶ小規模なイベントではあるが、今年の英南戦は第38回目である。今年45回目であった上南戦と同様、南山ではかなり歴史のある年中行事なのである。

その開会式が今日の昼頃に体育館で行われた。


約1時間あまりの、たいへん厳粛な開会式であった。実を言うと、私はこれまで英南戦の開会式を見たことが無かった。今年は、南山大学の準硬式野球部の顧問を代理でやらせていただいている関係で、参列させていただく機会を得たのである。後部2階の席でゆっくりと式を拝見させていただいた。見所だったのは、なんと言っても、両大学の応援団(男子)とチアリーダーズ(女子)による、すばらしい応援合戦であろう。


写真は、南山のチアリーダーズ・クラブ、コアラーズの応援演技の様子。南山大学には「ラッスルズ」と「コアラーズ」という2つのチアリーダーズ・クラブがある。どちらも現在60名以上の団員を擁(よう)する人気クラブである。それぞれ独自の活動に励んでいるわけだが、南山大学の運動クラブなどの応援は、どうやらこのコアラーズの仕事らしい。なかなかみごとな応援演技であった。

男子の応援団も、気合のこもった応援を見せてくれた。時々大学の校舎の屋上で2・3人がひたすらに練習しているのを見かけたが、なるほど、こういう時のために頑張っているのだな。英知大学の方も、少ない人数ながら、気合のこもった立派な応援演技を披露してくれた。こういう正統的な、儀式ともいえるような応援合戦を見たのは久しぶりである。応援団とチアリーダーズのみんなの、きちんとした礼儀正しい態度も、うれしく思った。



≪11月23日≫

★南山大学・名古屋キャンパスのG棟ロビーで、写真部による恒例の≪G棟ロビー展≫が開かれている。

今回の展示は、11月15日から26日まで(展示作品は、前半15日〜21日と、後半22日〜26日で入れ替わる)。見ごたえのある素敵な作品ばかりなので、ぜひ足を運んで、見てください。

上の写真の一番下に書いてあるが、南山大学写真部は、次の合同展示会にも作品を出展する予定になっている。興味のある方は、ぜひどうぞ。

 PHOTO SESSION 2004
 東海地区大学写真部合同展

 12月14日(火)〜19日(日)
 電気文化会館 5階ギャラリーにて (地下鉄「伏見駅」4番出口から約3分)


★ところで、先日開催された英知大学と南山大学の運動競技大会、英南戦(えいなんせん)の試合結果が、南山大学ホームページに出ていた(オリジナルはここ)。

第38回英南戦試合結果
クラブ名 スコア
(南山ー英知)
勝:○
負:×
バレーボール部(男子) 3−1
バスケットボール部(男子) 87−57
ハンドボール部(男子) 26−14
準硬式野球部 0−8 ×
硬式庭球部(男子) 8−1
硬式庭球部(女子) 4−1
軟式庭球部(男子) 5−0
軟式庭球部(女子) 3−1
サッカー部 2−1

総合成績 8勝1敗で南山大学の勝利
※38回通算の成績:南山大学の38勝0敗


 

8対1で南山の圧勝。今回初めて知ったが、南山は38回におよぶ英南戦史上一度も負けてないのである。強いんだなあ、南山って。

しかるに・・・

準硬式野球部 0−8 ×

英知大学に唯一敗北を喫したのは・・・嗚呼なんと、私が顧問代理を務めさせていただいている準硬式野球部ではないか(愕然)。しかも0対8の完敗・・・(泣)。



ひゅるる〜。

・・・い、いや、勝ち負けは関係ないんだ。
一生懸命やったんだから、それでいいんだよ。
この悔しさをバネに、これからも頑張ろうね!うんうん。

くじけるな準硬式野球団


(上の画像は「巨人の星」より (C)梶原一騎・川崎のぼる/講談社・TMS )



≪11月28日≫

★キリスト教の暦では、今日から待降節(たいこうせつ)に入る。待降節とはクリスマス(降誕祭)の準備期間のことで、毎年クリスマスから数えて4つ前の日曜日から始まることになっている。ちなみに英語やドイツ語ではアドヴェント(Advent)と言い、これは「到来」を意味するラテン語のAdventusに由来している。

南山大学では、この季節になると、キャンパス内の木立ちに電飾がほどこされ、キリストの誕生の場面を模した「馬小屋」が飾られる。下の写真は、名古屋キャンパスのメインストリートに置かれた馬小屋。名古屋キャンパスにはもうひとつ、図書館の中にも別の馬小屋が飾られている。明日からライトアップされる予定。馬小屋が出てくると、いよいよもうすぐクリスマスなんだなぁという気分がしてくる。(そういえば、聞くところによると、瀬戸キャンパスにはもっと立派な馬小屋があるらしいですぞ)。


さて、こうしたキャンパスの電飾や馬小屋の設置は、降誕祭実行委員会という、学生が主体となって構成された委員会がおこなっている。この委員会はまた、南山大学の「降誕祭」を企画実行している。これは15年前から開催されている、南山の公式イベントである。今年は12月10日に開催される予定。昨年同様、盛大な催しが計画されている。



降誕祭実行委員会主催

南山大学 降誕祭

2004年12月10日(金曜日)


<第一部> クリスマス聖式

午後5時より、神言神学院大聖堂にて


☆荘厳なお祈りの集いです。
マルクス学長先生が主司式をされます。
南山オーケストラの器楽アンサンブル、
南山スコラカントールムの合唱などがあります。
また、皆で一緒にクリスマスの聖歌を歌います。


<第二部> クリスマス・パーティー

午後6時20分より、ロゴスセンターのホールにて


☆軽食つきの楽しいパーティーです。
受難劇クラブによる降誕劇、
南山短期大学ハンドベル・クワイヤーのハンドベル演奏、
南山スコラ・カントールムの合唱、キャンドルサービスなど、
いろいろな楽しいプログラムが用意されています。



南山大学生であれば、誰でも自由に参加できるイベントなので、あなたもぜひどうぞ。第一部と第二部、どちらか片方だけに参加することもできますぞ。予約不要。ただし建物の大きさにより収容人数に限りがありますので、どうぞお早めに。


ところで、降誕祭の開催を知らせるポスターを、いつも実行委員会の学生たちが作ってくれている。
今年のポスターはどんな感じかな〜、と見てみると・・・


う・・・こっ、これは・・・



いや、悪くはないんだが・・・


な、なんか勘違いしているのでは・・・(笑)



・・・ま、いいけど




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