2011年1月の雑記
≪1月2日≫
皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011年はウサギ年だということで、
ピーターラビット・カレンダーを部屋に貼りました。
(C) Frederick Warne & Co.
かわいらしくて良いです。
どうか、平和な一年でありますように。
≪1月13日≫
昨年の12月に南山大学降誕祭で大活躍してくれた降誕祭実行委員会の幹部メンバーと、
感謝の打上げ会を開いた。
今年の幹部メンバーは、たまたま全員が男。女性の委員も多いのだから、全部男というのはめずらしい。
久しぶりに、男だけでのコンパとなった。でも、こういうのもまあ良いもんだ。
皆さんどうもありがとう。
とても楽しい集いでした。
これは丸八寿司の怪メニューのひとつ、アイスクリーム巻き。
細巻きタイプもあるのだが、これは手巻き寿司タイプ。アイスクリームがたっぷり。一度いかが?
≪1月24日≫
知る人ぞ知ることだが、ビアトリクス・ポターの『ピーターラビットのおはなし』には、ラテン語版がある。
ラテン語版の題名は、
Fabula de Petro Cuniculo (ファーブラ デー ペトロー クニークロー)
原作の英語の題名 The Tale of Peter Rabbit をラテン語にしたもの。
英語のピーターは、ラテン語では ペトロ。
イエス・キリストの一番弟子、使徒ペトロと同じ名前なのだ。
ピーターラビットのおはなしは、ご存じのように、
いたずらっ子のピーターが、マグレガーさんのお庭で野菜を食べ荒らし、見つかって追いかけられ、
命からがら家に逃げ帰る、というおはなし。(身もふたもない言い方だが)
こういう目に会ったのも、ピーターがお母さんウサギの言い付けを守らなかったからである。
ある日の朝、お母さんウサギは子供たちに言いました。
「おまえたち、野原か森の道でなら遊んでもいいですよ。でも、マグレガーさんのお庭に入ってはいけませんよ。
おまえたちのお父さんは、あそこで事故にあって、マグレガーさんの奥さんに、パイにされてしまったんです」
さて、いしいももこさん訳の日本語版(福音館書店、1971年)では、この後すぐに、次の挿絵のページに続く。
「さあ、では いっておいで。いたずらするんじゃ ありませんよ」
ところが、今回初めて知ったのだが、実はこの2つの挿絵の間に、もともとは、もう1つ挿絵のページがあったのだ。
これである。
「おまえたちのお父さんは・・・ マグレガーさんの奥さんに、パイにされてしまったんです」
お父さんが肉のパイにされてしまった絵・・・。
これはちょっと あからさま過ぎる、ということで、後にカットされたらしい。 たしかに。
でも、この挿絵があると、マグレガーさんから逃げるピーターに、もっと切迫感が出ると思う。
無事で何よりでした。(奥で倒れているのが、逃げ帰ったピーター)
興味のある方は、南山大学図書館に収められている英語版のピーターラビットで、パイの挿絵を確認できます。
≪1月28日≫
南山大学写真部の新しい幹部の方々との集いがあった。
みなさん、どうぞよろしく〜。
南山大学写真部のメンバーの作品は、写真専門誌のコンテストで、しばしば入賞している。
先輩から後輩へ、
写真部の伝統と技術、そして何より精神が受け継がれて行っているのは、とてもうれしい。
南山大学写真部の作品の全体的な特徴は、
清楚で、気品があり、しかも優しく、温かい。
たいへんすばらしいと思います。メンバーの皆さんの人柄が反映されているのでしょう。
昨年末に開催された、「Photo Session '10 東海地区大学写真部合同展」(12月21〜25日)でも
南山大学写真部の作品は、とても高い評価を受けました。
今後の更なる活躍にも期待しています。
ぜひまたご一緒しましょうね。
≪1月30日≫
キリスト教学科の今年度の卒業生による、研究プロジェクト(卒業論文)発表会が開催されました。
各ゼミを代表して、今回は9名の皆さんが、自分の研究について発表をしてくださいました。
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生月島のカクレキリシタンについて |
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16・17世紀における魔女狩りについて |
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聖体祭儀と人間の尊厳 |
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アニメーションのイメージの実在性について |
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ゴッホの絵画に見られる心象表現について |
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埋葬の祈りと正教の死生観 |
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パウロにおける罪と義 |
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トマス・アクィナスにおける天使と人間 |
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死別の悲しみと死後の魂について |
発表はひとり約20分。多彩な、そしてたいへん興味深い発表をしてくださいました。発表者の皆さん、お疲れさま。
会場に集まった たくさんの後輩や先生方からの質問も盛んでした。
後輩の皆さんは、研究テーマの見つけ方や研究方法について、多くのヒントをもらえたのではないかと思います。
発表会の後は、卒業生追い出しコンパが開かれました。
ひさしぶりに顔を合わせる人もいて、うれしかったです。
毎年のことですが、4年生の人たちが卒業していなくなってしまうのは、なんだかさびしい気持ちがしますね。
追出しコンパの準備と片付けをしてくださった3年生の皆さん、どうもありがとう。
とても雰囲気の良い、楽しいコンパでした。
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