≪6月2日≫
今年の上南戦は、南山が勝った。
30種目の闘いの成績は、16勝12敗、2引き分け。
おめでとうございます。
各競技の選手の皆さん、よくやってくれました。
カルマーノ学長時代最初の上南戦の勝利。
幸先の良いスタートとなって、めでたい。
この勢いで南山大学全体が、ますます躍進して行きますように。
≪6月10日≫
南山大学・名古屋キャンパスでは、
明日6月11日(水)から18日(水)までの一週間、
2008年度文化会フェスティバルが開催される。
え?そんなイベント知らない?
・・・そういう人は恐らく多いと思う。
実は私も今まで知らなかった・・・。
南山大学ホームページの年間行事予定にも載っていないくらい地味な、
これはフェスティバルなのである。
実際、キャンパス中を探してみても、ポスターひとつ貼られていない。
かろうじて見つかったのは、この横断幕一枚のみ。
本当に明日から開催されるのか心配になり、学生課に電話で確認した程だ。
しかし、このフェスティバル、実は、準大学行事として認められた、
由緒正しいフェスティバルなのである。(これも今回初めて知った)
今年のイベント予定は次の通り。
主にお昼休みの時間を使って行われるようだ。
日時
企画 時間 場所 参与団体 6月11日(水) オープニングセレモニー 12:45-13:15 G30 文化会
吹奏楽団、管弦楽団6月12日(木) バンド演奏会 12:40-13:20 G30前 ギター音楽研究会
Hello MUSIC6月13日(金) 映画上映会 12:50-13:20 G30 映画研究会 6月16日(月) バンド演奏会 12:40-13:20 G30前 軽音楽部
アメリカ民謡研究会6月17日(火) 演奏会 12:55-13:10 G30 吹奏楽団 6月18日(水) メインイベント 15:00-17:30 体育館 開演・挨拶
パフォーマンス(Nクルー)
だるまさんが転んだ@
バンド演奏(NAQ)
二択クイズ
お笑い(チョコレートマンゴー二世)
だるまさんが転んだA
賞品抽選
菓子撒き
終焉
我が写真部も、フェスティバル期間中、G棟ロビーに写真作品を展示する。
上南戦(じょうなんせん)が幕を閉じ、もう次の7月20日のオープンキャンパスまで、
春学期のお祭り系イベントは何もなくて、なんだか寂しいなあ、と考えていたあなた、
大丈夫です。
つゆの雨など物ともせず元気に開かれる、この文化会フェスティバルを
どうぞお楽しみください。
≪6月14日≫
この土日は晴天らしい。最高気温は30度。ずいぶんと暑い日になりそうだ。
春学期も後半に入ったということで、
先日、私のゼミのメンバーによるコンパ(親睦会)が開かれた。
2年生と4年生の合同コンパ。ヨコのみならずタテの交流も深めるため。
たいへん明るく楽しい集いでした。
2年生のゼミでは、ラテン語の原典読解をやっている。
語学は研究のための、大切な武器である。
腕を磨いておいて損はない。
で、キリスト教学にふさわしいテキスト(原典)を読む方が良かろうと、
ウルガータ聖書、アウグスティヌス、そしてトマス・アクィナスを読んだ。
しかし、あまりにマジメで硬いものばかりなので、少々疲れてきた(笑)。
そこで、今はちょっとプリニウス(『博物誌』)へ。
これはまるで世界仰天ニュース的な著作で、内容は怪しいが面白い。
次は、『クマのプーさん』のラテン語版を読む予定。
古代ローマも英国もキリスト教との関係は深いのだから、まあよいでしょう。
ちなみに、英語原作で、クマのプーさんは
Winnie-the-Pooh(ウィニー・ザ・プー)である。
物語の初めに、名前の説明がある。クリストファー君のお父さんが、
彼はどうしてウィニー(Winnie)という女の子みたいな名前なの?
と質問すると、クリストファー君は次のように答える。
「ウィニー」じゃないよ、「ウィニー・ざぁ・プー」(Winnie-ther-Pooh)だよ。
「ざぁ」(ther)の意味、お父さん知らないの?
どうやら、この「ざぁ」(ther)という謎の言葉が、男性を意味しているらしい。
ところで、ラテン語訳では、
クマのプーさんは、Winnie ille Pu (ウィニー・イッレ・プー)。
ラテン語には冠詞がないので、指示形容詞のille「あの」が英語のtheの訳として用いられる。
ところが、うまいことに、ラテン語のilleは男性形であり、「彼」の意味も含まれるのだ。
(指示形容詞・代名詞「あの・あれ」は、男性形がille、女性形はilla、中性形はillud。)
だから、面白いことに、ラテン語版でのクリストファー君の答え、
「ウィニー」じゃないよ、「ウィニー・イッレ・プー」(Winnie ille Pu)だよ。
「イッレ」(ille)の意味、お父さん知らないの?
は、英語版と違って、ちゃんとした説明になって(しまって)いるのである。
こういう発見もまた、ラテン語講読の魅力のひとつだと思う。
(石井桃子さんの日本語訳では、残念ながら、この箇所は省略されている)
≪6月22日≫
先日、テレビを見ていたら、ピーマンの自動計量器のことが紹介されていた。
スーパーで売られているピーマンの袋は、
どれも皆、ぴったり150グラムなのだそうだ。
それは、組み合わせ式の自動計量マシンを使っているからで
そのマシンを発明したのは、池田哲雄さんという日本人なのだそうだ。
形も重さも不揃いなピーマンを、大小組み合わせ、ぴったりの重さにして袋詰めする。
以前は人が手作業でやっていたが、それには大変な時間と労力がかかる。
それを信じがたい程のスピードでやってのけるのが、このマシンなのである。
ピーマンだけでなく、ポテトチップスなども同様に自動計量できるとのこと。
この画期的なマシンは日本だけでなく世界にその価値が認められ、
現在では世界で70%ものシェアを誇っているという。
すごいなあ〜。
こんな優れものの器械が使われていたとは。
さて、今日、散歩がてら近くのバローに食料品を買いに行った。
目についたものを適当にカゴに入れて、レジで計算してもらったら、
なんと、ぴったり1,000円だった。
198円、128円、88円、96円などの、不揃いな値段の商品10品で
ちょうど合計1,000円。
偶然ながら、なんとも絶妙な組み合わせ。私にはめったにないこと。
上の組み合わせ式自動計量器のことが、すぐ頭に浮かんだ。
梅雨らしい、じめじめとした雨の日だが、
なんだか妙にすっきりした気分になって帰ったのであった。
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