2005年4月の雑記



≪4月1日≫

★昨日、南山の近くにあるグランピアットというレストランにて、ロゴスセンターを拠点に活動している学生クラブの代表者とロゴス職員による、ロゴスセンター会議が開かれた。

参加者は、LLC(ロゴス・ライフ・コミュニティー)の代表者2名、PPC(受難劇クラブ)の代表者2名、アヴァンギャルド(社会福祉活動クラブ)の代表者2名、南山スコラカントールム合唱団の代表者1名、ロゴスセンターの事務職員3名、そして館長の私、計11名。

2005年度の始まりにあたり、各クラブの代表者が2004年度の活動について報告し、今年度の活動予定について述べ、ロゴス職員がロゴスセンターの動向について語り、その他もろもろ、さまざまな事柄が、真剣に、かつ熱意をもって、飲み食いしながら、話し合われた。(「真剣に、かつ熱意をもって」は、「飲み食い」にではなく、「話し合われた」にかかる。念のため。)

いやあ、たいへん有意義な会議であった。
2005年度も元気に仲良くやってゆきましょう。どうぞよろしく〜。


さあて、ではそろそろ入学式に出かけるかな。
今日は午後1時から、南山大学の入学式が愛知県体育館で行われる。いよいよ新年度の開幕だ。



≪4月5日≫

★昨日の夕方、名古屋市昭和区の鶴舞(つるまい)公園にて、神言神学院(しんげん・しんがくいん)主催のお花見会が開催された。「ロゴスセンターの皆さんもご一緒にどうぞ」とお誘いくださったので、私も参加させていただいた。

鶴舞公園は名古屋市で一番古い公園なのだそうである。
桜の名所として知られ、毎年この時期になるとたくさんの人々がお花見に訪れる。

神学院でも毎年この公園でお花見会を開くことが恒例になっている(電車に乗ってわざわざ出かけて行くのだ)。
いつも人でいっぱいになるので、係りに当たった神学生たちが前日から座り込んで場所を取ることになっている。


しかし今年は・・・


桜はまだほとんど咲いていなかった。

まだまだ寒い日が続いているため、今年の開花はずいぶん遅れているようだ。
花見客も当然まばらにしかいない。鶴舞公園はいつになく寒々とした雰囲気に包まれていた。

しか〜し、そんなことでは神言神学院の熱血神学生たちのテンションは下がらない。
びゅうびゅうと吹きつける北風にも負けず、総勢約40名の神学生と神父たちは、大いに飲み、語り、歌い、盛り上がったのであった。


毛布にくるまりながら、根性で花見をする神学生たち。
こういう元気のいい神学生たちがいるかぎり、日本のカトリック教会の将来は明るい。


★さて、今日はぽかぽかと暖かいよい天気である。3時半ごろグリーンエリアを通ったら、桜がきれいに咲いていた。


昨日このくらい咲いてたらよかったんだけどなぁ。あれはあれで面白かったけど。



≪4月6日≫

★南山大学では今、「フレッシュマン祭」が開かれている。「フレマン」と略称されるこのイベントは、新入生たちを歓迎するためのお祭りである。新年度の授業開始直前の約1週間(4月2日から7日まで)、ガイダンス・健康診断・登録その他で大学に毎日やってくる新入生たちを対象に、大学の多数のクラブがそれぞれの特技を披露して自己アピールし、入部を勧誘するのだ。


今日のお昼頃、南山のチアリーダーズクラブのひとつ「ラッスルズ」が、メインストリートで演技を披露した。ちょうど図書館の真向かいに当たる場所。私の研究室のすぐ下である。


ラッスルズは相変わらず元気いっぱいだ。
上の写真の踊る3名の男子はスペシャル・ゲスト。マッスルズというらしい・・・。

ラッスルズのみなさん、2005年度も怪我に気をつけて、どうかがんばってください。



≪4月9日≫

★南山大学2005年度春学期の授業が昨日開始された。
名古屋キャンパスはちょうど桜が満開。実に気持ちのよい新学期の始まりとなった。


昨日はウィングクラブという南山の教職員のクラブによる、「新任職員歓迎お花見会」も開催された。

グリーンエリアの大きな染井吉野(そめいよしの)が、満開の花をみごとに咲かせていた。
まずは桜を愛(め)でながらダンゴを食べ、風流に俳句の歌会。短冊が配られて、銘々が歌を詠んだ。


なんと、いまどき珍しい、ポータブル・レコードプレーヤーも登場。電池で作動する。スピーカー内蔵。3種の回転速度に切り替えられる、なかなかのスグレモノだ。

日が暮れてきた頃、コパンの食堂に移動。そちらで懇親会が開かれた。

たいへん楽しい集いでした。実行委員のみなさん、どうもありがとうございました。



≪4月10日≫

★ちょっとした万博情報です。

タクシーの運転手さんから聞いたのですが、《愛・地球博》のための特別タクシー・サービスがあるのだそうです。地下鉄「本郷」駅のタクシー乗り場に、「愛・地球博行き」のタクシーが待機しています。このタクシーは・・・

  本郷駅 → 万博・西会場入り口
  片道大人1人:500円
     子供1人:250円
  朝7時から夜9時まで営業。
  9人乗りの大きなタクシーですが、15分ごとに、1人でもお客さんがいれば出発するとのことです。

このサービスのこと知ってましたか?かなりお得なのではないでしょうか。
行きはこのタクシーを使い、帰りにリニモに乗ったらよいと思います。

今日はあいにくの曇り空ですが、どうぞよい休日をお過ごしください。



≪4月12日≫

★今朝、ロゴスセンターの入り口(南山大学東門)で、なんとタヌキを見た。


愛敬のある顔をしたタヌキが2匹、何をしているのか分からないが、門の前でたむろしていた。
窓からそっと撮ったのが上の写真。残念ながらあまりはっきりと写っていない。

子犬のようにも見えるかも知れないが、しかし、これは犬ではない。まちがいなく、


タヌキである。

人前に姿を現すのは、このあたりでは珍しい。
3年ほど前にも、私はタヌキに出会ったことがある。山手通りのザビエルハウスの近くだった。この時には驚いて、さっそく台所のおばあさんに、「すぐそこにタヌキがいたよ!」と告げた。ところが、そのおばあさんは、

「こんなところにタヌキなんかいるわけないでしょ!野良犬よ、ノ・ラ・イ・ヌ!」

と私の証言を言下にはねのけ、全然信じてくれなかったのだった・・・

でも、ほらね。
ちゃんとタヌキはいるのである。

小さな2匹のタヌキはしばらく門のあたりをうろうろしていたが、通りに人の気配を感じると、ささっと石垣の穴(雨水用の管?)の中へ消えていってしまった。

いったいどこに家があるのかなあ。そしていったい何を食べているのだろう。

ま、ともかく、どうか元気でやってください。


★さて、話は変わるが、こないだ一泊入院して検査した「スリープ・スプリント」(無呼吸症候群対応マウスピースのこと)の検査結果が、今日分かった。マウスピースは確かに効いているとのこと。そのため、たいへんありがたいことに、CPAP(呼吸補助強制空気送入マスク)はもう使わなくてもよいことになった。無呼吸症候群が治ったわけではないのだが、マウスピースがちゃんと機能しているので、これさえつけて寝れば、呼吸はなんとかOKなのだそうだ。いやあ、めでたいめでたい。CPAPから解放される〜。



マウスピースを作ってくださった竹内先生(歯医者さん)、どうもありがとう!



≪4月17日≫

★突然だが、アタゴオルのことをご存じだろうか。

アタゴオルとは、ますむらひろしという人が描くマンガ作品の舞台になっている不思議な世界のことである。最近ちょっとこれにハマっている。

ますむらひろしさんによって生み出されたアタゴオルの最初の物語は、1976年の『マンガ少年』11月号に発表された、「影切り森の銀ハープ」である。それ以来アタゴオルの物語はずっと書き続けられ、今ではもうかなりの数にのぼっている。それらは古いものから順に、『アタゴオル物語』、『アタゴオル玉手箱』、『アタゴオル』、『アタゴオルは猫の森』というシリーズで出版されている。

作品は独立した内容の短編ものが多いので、初めから順番に読まなくても、それぞれの物語を楽しむことができる。


アタゴオルというのはひとつの村になっていて、人間や猫やタヌキなどたくさんの生き物が生活している。その村で次から次へと不思議な出来事が起きる。物語の中心人物は、上の表紙に描かれている2人、ヒデヨシ(左)とテンプラ(右)である。とりわけヒデヨシは、いろんな事件を引き起こす張本人であり、この物語の主人公である。なんとも自由奔放で豪快な猫である。


物語は現在もまだ継続中。一番新しいシリーズ、「アタゴオルは猫の森」は『コミックフラッパー』に連載中であり、その単行本は第8巻まで出ている(2005年3月出版)。相変わらずヒデヨシ君がとんでもないことをやらかしてくれている。

アタゴオルに登場するものは、どれもこれも奇妙で不思議なものばかりだが、何というか、心にしみ込んでくるような魅力がある。そして読んでいるうちに、こういう異次元的な世界がきっとどこかにあるような気がしてくるのだ。思いがけず身近なところに入り口があるのかも知れない。そういえばこのあいだ、ロゴスの玄関にタヌキ君たちが来ていたが、あれはひょっとしたら何かのお誘いだったんじゃないのだろうか・・・。


「アタゴオル」についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ→《アタゴオル・メモ



≪4月24日≫

★キリスト教学科・新入生のためのオリエンテーション合宿が、4月23日〜24日に開催された。今年は天候にも恵まれ、すがすがしい気分で合宿を行うことが出来た。




講話を担当してくださったのは、キリスト教学科の教員6名。南山大学長や神言会日本管区長を含む豪華な顔ぶれである。キリスト教の文化、芸術、思想、歴史などについて、それぞれ独自の立場から語ってくださった。


今年も南山学園研修センターを会場として使わせていただいた。近くて便利な上に使い勝手の良い、とても快適な施設である。夕食も例年同様、南山短期大学ベタニア研究所の中庭をお借りして、バーベキューをした。

     

いつもの炭焼きのお肉とおにぎりに加えて、今年は豚汁を作ってもらった。作り方がとても上手で好評だった。作ってくれたみなさん、ありがとう。ちなみに豚汁を私は子供のころから「ぶたじる」と読んでいたが、愛知では(あるいは最近の若い人たちは)どうやら「とんじる」と読むらしい。

たいへん有意義で楽しい合宿でした。教員のみなさん、学生スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。

新入生のみなさん、これからどうぞよろしくね。



≪4月28日≫

★キリスト教学科では毎年、3年生が主体となって企画する、新入生のための歓迎コンパが開かれている。今年も例年に劣らず盛大に開催された。


場所は毎年、ロゴスセンターのホールと決まっている。うちの学科のみんなが集まるには、ちょうどよいサイズなのである。上の写真右が今年の新入生グループ。自己紹介をしてもらっているところである。

 

キリスト教学科のコンパは、1年生〜4年生までの学生だけでなく、大学院生や科目等履修生などもみんな一緒である。大家庭が一堂に会した感じで、とても和やかな良い雰囲気だ。今年の一年生は女子の数が男子のなんと3倍も多い。これは学科史上最高記録である。

     
     
     

明るく楽しい、とても良いコンパでした。準備や片付けを献身的にしてくれた2年生・3年生のみなさん、どうもありがとう。




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