2006年1月の雑記




≪1月2日≫

明けましておめでとうございます。
みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。





≪1月22日≫

年が明けてから、あれよあれよと言う間に、もうこんなに日が経ってしまった。ここのところ、どうも雑記に書くネタがない。

しかし今日、(別にネタのためにではないが)、ふと思いついて、本棚を買ってきた。


あみねこが寝転んでいる木製のが、今日買ってきた本棚。2つ並べて置いてある。ハイエースというホームセンターで、1つたったの2,980円だった(大きさは、高179cm、幅58cm、奥29cm、6段)。安い!さすが庶民の味方、ハイエース。この値段につられて、さっそく2つ購入。

だが、2つも購入したのはよいが、これを自動車に積むのに、かなり苦労した。組み立て式で、分解された形で箱に入っているのだが、その箱が思いの他大きくて、しかもけっこう重たかったのだ。ハイエースの従業員さんに手伝ってもらって、なんとか車に押し込み、持ち帰ってきた。

無事組み立てが終わり、ほっと一息。これで本の収納スペースがだいぶ増えた。研究室には備え付けの大きな本棚が左右の壁にあるのだが、もうすでにほとんど一杯なのである。よかった。これでしばらくは安心だ。

研究室にあるたくさんの本を見て、「先生、これ全部読んだんですか?」と、よく聞かれる。

・・・実は、正直言うと、ほとんど読んでいない(汗)

しかし、持ってないと困る本なのである。専門書というものは、発行部数が少ないため、すぐ売り切れになったり絶版になったりするので、できるだけ手に入れておかないと、いざという時に参照できず、困ってしまうことが多いのだ。

でもまあ、買っただけで読んでいない本だらけというのも、やはり情けないので、時間を見つけて少しずつ目を通したいと思う。(これ、今年の目標にしておくかな。)



≪1月31日≫

早いもので、もう1月末日。
南山大学は、今日が学期末定期試験の最終日である。そして多くの人にとって、今日はレポートの提出期限でもある。皆さん、無事に終了できましたかな?


こないだ本棚を買ってきて、収納スペースが増えたことに安心し、これまでロゴス・センターの自室に置いてあった音楽CDや音楽関係の本を研究室に運び込んだら、もうだいぶスペースが埋まってしまった。だいぶ、いらないものは処分したつもりなのだが、思い出深く捨てるに捨てられないものもあって、なかなか所持品が減らない。

CDは9割方がクラシック音楽のものである。大半はアメリカ留学中に購入したもの。今でもたぶんそうだと思うが、日本に比べるとアメリカの方がずっと安くCDが買えたのである。首都ワシントンDCでは、ジョージワシントン大学のそばにあるタワーレコードなどに時々行って、バーゲンCDをあさったものだった。

クラシックのCDは山ほどある。同じ曲でも演奏者によってかなり違うし、同じ演奏者でも録音によって全然違ったりする。どの曲のどの録音のCDが評判が良いのか、あるいは自分の好みに合っているのかを知るのは、普通の人には難しい。そこで、そういう人のために、こういう便利な本がアメリカにはある。


ペンギン・ブックスが発行している、クラシックCDガイド。アメリカとイギリスで発売中のクラシック音楽CDについて、その演奏や音質などが評価・解説されている。上の写真のものは2005/6年版であるが、1520ページもある。すごい情報量だ。超廉価CDまでちゃんと評価しているところも素晴らしい。

大きなレコード屋(今はCD屋と言うべきか)のクラシック・コーナーには、たいていこの本が自由に参照できるように置いてあって、それを見ながらCDが選べるのだった。数年分の版が置いてあるので、お店に並んでいるCDの演奏なら大概どれでも載っていた。これは私にとって、たいへん役立つありがたい本であった。

こういうガイド・ブックに教えてもらったり、ラジオから流れる演奏を聴いたりして(アメリカにはクラシック音楽専門の局もある)、アメリカで初めて知ったり、良さに気づいたりしたクラシック音楽も多い。いろいろあるが、たとえば、これ。


イギリスの作曲家、ディーリアス(Delius)の管弦楽曲集。演奏はビーチャム指揮・ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団のもの(EMIレコード)。ペンギン・ガイドでバラの花丸(Rosette)付きの特薦CDだ。情緒に溢れていて、とっても好きである。教えてくれてどうもありがとう、と心から思うCDのひとつ。






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