第118回定期演奏会御礼



【第118回定期演奏会御礼】

この度は、南山大学管弦楽団第118回定期演奏会に多数のご来場を
賜りまして、心から感謝申し上げます。
無事に演奏会を終演することが出来たのは、年末のお忙しい中お越
しいただいた864名ものお客様と、ご支援ご協力をいただきました
関係者の皆様のお力添えのおかげであります。
今回はアンコールにて、見て、聴いて、歌って一緒に楽しんでいた
だけるような企画をご用意いたしました。お客様にとって、素敵な
クリスマスの思い出となりましたら幸いです。

新型コロナウイルスによる影響も落ち着き、通常通りの練習が行え
るようになった今回の演奏会では、しばしば難曲と称される3曲に挑
戦いたしました。特に私たちが大切にしていたことは、昨今の社会情
勢の中で今回取り上げたような作品を演奏することの意味です。これ
は客演指揮者である髙谷先生より、初回練習時からご指導いただいた
ことでもあります。特にメイン曲であるショスタコーヴィチの交響曲
第5番は、作曲された当時の社会情勢が強く反映された曲です。団員
もその背景を理解し、音楽で表現できるよう努力して参りました。

世界は、目まぐるしい変化を遂げています。感染症は私たちの生活を
一変させました。そして今、各地で争いが起きたり、物価が大幅に上
昇したりなど、世界も日本も変化し続けています。そんな変化し続け
る世の中でも、音楽はいつだって私たちを時に勇気づけ、時に悲しみ
に寄り添ってくれる、素敵な存在です。そして聴いた人に影響を与え
てくれる存在でもあります。今回お越しいただいた皆様が私たちの演
奏を聴いて、何か心情に変化があったのなら、私たちが演奏した意味

はあったのだと思います。

この場をお借りして、演奏面に限らず様々なことをご指導いただき、
私たちと同じ熱量で演奏会に臨んでいただきました髙谷光信先生と各
セクションの先生方に厚く御礼申し上げます。また、演奏会を成功さ
せようと忙しい中尽力してくれた演奏会スタッフ、主幹、主務、運搬、
サブマネージャーをはじめとした21生スタッフの皆さん、先生による
指揮指導を熱心に受けながら難曲たちと向き合い、共に団員を引っ張
ってくれたトレーニングコンダクター団のメンバーに心からお礼申し
上げます。

今回の演奏会で私たち20生は卒団いたします。コロナ禍を経験したか
らこそ、演奏会を無事開催できることの幸せを噛み締めておりました。
これまで多大なるご支援をいただき誠にありがとうございました。
今後はOBOGとして、後輩たちを見守っていきます。

次回第119回定期演奏会は2024年5月4日(土)に開催を予定しており、
客演指揮として和田一樹先生をお招きいたします。
是非ご来場いただけることを、団員一同お待ちしております。
南山大学管弦楽団はこれからも続いていきます。今後ともお力添えを
いただけると幸いです。
長くなりましたが、御礼の言葉とさせていただきます。

トレーニングコンダクター団 団長
髙橋梨紗


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