“体験学習実践研究 創刊号”
2002年 6月 7日 (金) 更新
2001年12月1日に、“体験学習実践研究”創刊号を刊行いたしました。
この出版物は、“体験学習”を学校教育の現場の先生方にご利用していただくための、
まさに実践研究の雑誌です。現場の先生方の、指導案を含めた実践例を多数掲載していく予定です。
ご希望の方には、実費頒布という形で、1部/300円(+郵送料)にて販売しております。
ご希望の方は、【必要部数】と【郵送先】を津村へのメールでお知らせ下さい。多くの先生方の実践報告の投稿をお待ちしております。
大いに、現場の先生方の交流のための雑誌になることを願っています。
創刊号の目次
体験学習実践研究
創刊号 Volume 1 2001年12月
提言論文
○ 学校教育にラボラトリ・メソッドによる体験学習を導入するための基本的な理論と実際 南山大学 津村 俊充 ----- 1
○教育現場における体験学習の意義に関する考察 −グループアプローチ、スクールカウンセリングの視点から− 南山大学 楠本 和彦 ----- 11
実践報告
◆小学校における実践
○One way & Two way コミュニケーション 名古屋市立小学校 杉江 知香 ----- 22
○ 情報紙を使った課題解決エクササイズに挑戦 名古屋市立小学校 杉江 知香 ----- 29
○ 「なぞの宝島」実践報告 名古屋市立小学校 深谷 久美子 ----- 40◆ 中学校における実践
○ コンセンサスによる体験学習実施報告 小牧市立中学校 采女 隆一 ----- 45
○ グループワーク「サバイバル」を実践して 富山県中学校 亀谷 正恵 ----- 49◆高等学校における実践
○ 問題解決実習のエクササイズ「匠の里」の実践報告 〜授業秩序の確保が困難なクラスでの国語科の授業における実践の試み〜 愛知県立高等学校 立松 容子 ----- 53
○ 「匠の里」実践報告 愛知県立高等学校 村上 敏之 ----- 58◆教育関係者への教員からのアプローチ
○ SGE(GWT)の実践報告 小牧市味岡中 安藤和憲----- 61
多くの方の交流雑誌になることを願っています!よろしく!
お便りをいただきました!幾つか紹介します!参考にしてください!
(以下に、いただいたメールで、一般的記述で、現場の教員にとって励みになりそうなメッセージを勝手に掲載させていただきました。お送り下さった方、何か問題がありましたら、メールを下さいませ。)
昨日、雑誌の全部に目を通しました。提言論文にはとても共感いたしました。
現在、子どもの主体性や自主性が声高に言われるわりには、そこに具体的な方法論もスキルもないので、一体どのように実現していったら良いのかわからないというのが現状ではないでしょうか。また、中途半端な自主性の尊重はただのわがままの放任という間違った方向へ行っているとしか思えないことも起きているのではないかと感じています。
もっと、「体験学習」が普及し、また、先生を育てるシステムも充実していくと良いですね。
なお、実践例で一番印象に残り面白いと思ったのは(他のも興味深かったです)One way & Two way でした。とても大切なことをほんとに体験的に学んでいてすばらしいとおもいました。よくよく考えると、この実習は一方的にしゃべって終わりにしてしまう先生にも是非やって欲しい実習だなあと皮肉交じりに思いました(笑)
読んでみて、具体的な実践報告の面白さもさることながら、実際に使えるということで非常に参考になります。これからも期待しております。(沖縄より)
早速送っていただき、ありがとうございました。今日、手元に届きました。とてもうれしいです。しっかりと読んで、実践に生かしていきたいと思います。
私は、小学校に採用されて1年たちました。4月から2年目になります。これから是非、体験学習を子どもたちと実践していきたいと考えています。また、行き詰まったらメールで質問等させてもらいたいと思っています。よろしいでしょうか?どうぞよろしくお願いします。
先生がご著書でご指摘の通り、学校現場の多くの授業は体験ではなく、経験でもなく、活動だけとなっています。総合的な学習の時間の場合、コンテントにすらなっていない具合です。教師自身が、主体的に学ぶということはどういうことか未経験なので、よくわからないという声が多いようです。
体験学習法が、はいまわり始めた学校の学びを救ってくれると期待しています。
以前より、体験学習に興味がありまして、度々津村様のwebを拝見していたのですが、この度、思い切ってemail差し上げるに至りました。お忙しい中、申し訳ありません。
津村様のwebは、体験学習の歴史から、groupworkのアレンジの仕方や、教材など、豊富な情報に溢れており、いつも楽しく拝見させて頂いております。実は、体験学習にはかねてより関心がありましたが、一度きちんと基本から学んでおきたいと思っておりました。「学んでおきたい」、と申しますのは、体験する事も勿論ですが、自分がファシリテータとなってひとつの体験学習を取り仕切れるように、しっかりとした知識を身に付けたい、という意味です。
私の個人的な意見ではあり、私自身体験学習をかじった程度にしか知らないのですが、体験学習、という1つの教育方法が広まる事で、将来の日本を変えうる要素の1つになる気がします。これは、複数の人間が協力して何か1つの物事を進める際に、個々人の目標を新たにしながら、複数の人間が共有できる目的や方向性を決定するために、(単に机に座って話し合うだけでは得られない)重要な役割を果たす気がしてなりません。私自身、日本全国、様様な分野において、この"体験学習"の概念が浸透し、多くの人達がこれを使いこなせるようになって欲しいと思っています。
津村先生の論文を読ませて頂きながら、自分なりに1月の授業を想起しつつ、改めて基本に立ち返ることの大切さを実感しています。
調度この1月、進路の確定した高校3年生を対象に、「キリスト教福祉論」と銘打ち、教養講座として6日間(計12時間)の連続講座を開講していました。そこでは、グループワークのノウハウを用い、(主にCreative O.D. やA.S.E.をベースとして課題解決実習を利用したりアレンジ)コミュニケーション論と車イスの体験実習を中心に授業を行い、それが終わったばかりだったので、実践報告はとても新鮮で共感出来るものでした。
また、キリスト教主義学校のチャプレン(学校付き牧師)という特殊な立場から、学校教育へ携わるものとして、楠本先生の提言は、まさに、私自身と私を取り巻く現場の諸問題、特に”カウンセリング”に関しては、毎日が対象生徒(クライエント)との学び合いの日々であり、(それこそ私の周りで”いま、ここで”発生し、実感している問題について)具体的な示唆を与えてくださるものでした。
「学校教育」が枠組みから”変わる”べき事を求められているこの時期に、示唆を与えて頂ける研究会と出会うことができたことはとても嬉しく、感謝しています。
早速ありがとうございます。これから私事ですが冬のキャンプスクールが始まります。
冬のアウトドアにおけるグループワークは、寒いためか夏とは異なった展開になります。様々な先生方の取り組みを参考にしながら、楽しく展開できたらと思います。
今から研究誌が待ちどうしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
多くの方々が与えられた場所での「つながり」を見つめ、そこから気づき学んだことを分かち合う場所が、これからも増え続けていくことを大切にしていきたいと考えています。これからも、学びの輪に加えて頂けると幸いです。
小学校の先生で日本体験学習研究会第3回大会にも参加していただいたK・Mさんから
『体験学習実践研究 創刊号』の一方通行と双方通行コミュニケーションの
実践と1月にあったGWT研修交流会の実践報告を参考に、21日(月)に小学校
ことばの教室の保護者学習会を行いました。参加者が3名ともうひとりの担当
者でこじんまりとした会でしたが、私がファシリテーターだったので、動きが
ある程度観ることができて、ほどよかったです。テーマ「ことばでのコミュニケーションについて」(110分計画)
1.自己紹介
2.一方通行コミュニケーション「星と家」
3.双方通行コミュニケーション「図形伝達」を参考に
〜 ティータイム 〜
4.コミュニケーションで大切なことをまとめまとめの前に、もう一つ情報を組み立てるGWTかコンセンサスのGWTを
入れたいと思ったのですが、今年度初めての保護者学習会なので、時間的に
無理しないほうがいいと判断して、少なくしました。
いちおう学校GWTの「謎のマラソンランナー」を用意しておきましたが・・・。<感想>
・図形をことばで伝えるなどおもしろかった。
・こんなに真剣に話を聞くことは久しぶりでした。
・聞くときに、質問や確認をしたらよかった。
などいい反応でした。
とても嬉しかったです。また3月に続編を開催したいです。