Windows Vista で Clie を使う方法

2007年5月1日


 Sony Clie Palm Desktop は現在のところ(2007年5月1日現在)、Windows Vista に未対応です。しかしそれでは仕事に支障をきたすため、どうにか使えるようにならないか、方法を模索したところ、比較的安全そうな道をひとつ見つけましたので、同様のお悩みをお持ちの方のため、ご参考までに掲示いたします。

 それは、英語版のデスクトップを用いる方法です。このソフトはVistaに一応対応しており、インストールもアンインストールも問題なく出来るので、その点は安心です。このソフトを日本語表示パッチで日本語表示できるようにし、クリエのドライバーでホットシンク(同期)させるのです。


私が使用しているクリエは、PEG-TJ25です。USBでPalmDesktopと同期させます。


 ただし、この方法を試みることによって何らかのトラブルが生じた場合や、正常に動作しない場合、私の方では一切責任を取ることができませんので、ご了承ください。インストールや設定はどうか自己責任でお願いいたします。


【追記】 クリエ・パーム・デスクトップ 4.1、およびホットシンク・マネージャは、大変うれしいことに、Windows 7 の 32 ビット版ならば普通にインストールでき、普通に動きます。ただし、CLIE Palm Desktop と HotSync マネージャを互換モード(Windows XP Service Pack 3)で起動する必要があります。また、USBでホットシンクするためには、コントロールパネルのデバイスマネージャーでクリエ用のドライバを指定してインストールする必要があります。Windows 7 (32ビット版)をお持ちの方は、ぜひお試しください。(2010年7月26日)



さて、では、Windows Vista で Clie を使う方法を、ご説明いたしましょう。

まずは、次の3つのファイルを手に入れて下さい。

(A) 英語版のPalm Desktop 4.1.4Eを用います。
  「ここ」からダウンロードできます。

(B) それに、S.P.C.様ご提供の「日本語表示パッチ」(4.1.4E)を使わせていただきます。
  「ここ」からダウンロードできます。

(C) Sony ClieのHotSyncドライバーを使います。CLIE Palm Desktop Ver.4.1を入手してください。
  「ここ」からダウンロードできます。(ドライバーのみは→こちら


ファイルがそろいましたら、いよいよインストールに移ります。

(1) 英語版のPalm Desktop 4.1.4Eをインストールします。画面の指示に従ってセットアップを進めてください。

  XP互換モードで実行しなくても、セットアップは問題なく実行できると思います。
 ユーザー名を記入するところでは、Vistaの管理者名とは別の名前を入れておく方が無難かも知れません。

 ホットシンクとレジストレーションはスキップします。
 (あるいはここでホットシンクを試してみることも出来ます。機種によっては無事成功するかも知れません。)

 セットアップ完了後、タスクバーの中のHotSync Manager のボタンをクリックして、一番上のLocal USBにチェックマークが付いているのを確認してください。また、HotSync Manager (Hotsync.exe)が 「Windows XP互換モードで実行」になっているかどうか確認してください。スタートボタン→すべてのプログラム→PalmOneと進み、HotSync Manager を右クリックして一番下のプロパティへ。互換性タブ内の「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックが入っているかどうかを確認します。入ってなければチェックを入れて「OK」をクリックしてプロパティを閉じ、HotSync Manager を再起動します(HotSync Manager はタスクバー上のボタンをクリックしてExitで終了できます)。


(2) 次に日本語表示パッチをあてます。

 PD414e.EXEというファイルを、Program Filesの中のpalmOneというフォルダにコピーして、ダブルクリックで実行します。これで日本語表示が出来るようになります。すばらしいソフトをご提供くださっているS.P.C.様に感謝。


(3) さて、では次に、ホットシンクを成功させましょう。(上の1ですでに成功した場合は必要ありません)

 まず、上のCで入手したファイルをダブルクリックして自己解凍させます。すると、cliepalmdesktop41というフォルダが作られます。その中のClieDriversというフォルダの中に必要なドライバが入っています。
 
 クリエをコンピューターに接続して、ホットシンクを試みましょう。Windows がデバイスドライバの検索、または新しいハードウェアの検索ウィザードを開始したら、 「一覧または特定の場所からインストールする」 - 「次の場所で最適のドライバを検索する」を選択して、「ClieDrivers」フォルダを「参照」し、お使いになるクリエ用ドライバフォルダにある「HotSync」フォルダを指定してください。 (TJ25をご使用の場合は、TJの中の、Driversの中の、Hotsyncというフォルダです。)

 インストールが成功すると、ホットシンクが出来るようになります。

 ホットシンクに成功すると、クリエで設定していたユーザー名のフォルダがProgram Files の中のpalmOneというフォルダの中に作成され、そこにデータが転送されます。

 もしホットシンクの作業が最後まで完了せず中断されてしまう場合は、HotSync Managerを管理者として起動してみてください。スタートボタンから「すべてのプログラム」→「スタートアップ」と進み、HotSync Managerを右クリックして「プロパティ」へ。「互換性」タブの中の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。(ただし、これを設定すると、以降Vistaの起動・再起動のたびにスタートアップで制御がかかり、HotSync Managerの実行がブロックされますので、「ブロックされたプログラムの実行」→「許可」で実行します)。

 それでもダメな場合は、Palm Desktopを一旦全部アンインストールして(コントロールパネルの中の「プログラムと機能」からPalmOneを選んでアンインストールします。その後にエクスプローラでProgram Filesの中のpalmOneというフォルダを削除します)、クリエで設定しているユーザー名とは別のユーザー名で、あるいはVistaの管理者名とは別のユーザー名で、Palm Desktopを再度インストールしてみてください。


  ホットシンクが無事成功したら、これでインストール完了です。


(4) しかしデスクトップを起動してみると、ホットシンクが成功しているにもかかわらず、クリエと同期したはずのスケジュールやアドレスなどが表示されていないことがあります(User にもクリエからのユーザー名が表示されておらず、選択もできない状態)。この状況は、どうやらVistaの管理者アカウント名とクリエで設定しているユーザー名が同じである場合に発生してしまうようです。

 そういう場合は、Palm Desktopを「管理者として実行」で起動してみます。スタートボタンからPalm Desktopを選んで右クリックし、上から3番目の「管理者として実行」をクリックします。User の中に管理者名と同じユーザー名が表示されたら、それを選ぶと無事にデータが表示されます。常に管理者として実行するためには、スタートボタンからPalm Desktopを選んで右クリックして、一番下の「プロパティ」に進み、「ショートカット」タブの中の「詳細設定」→「管理者として実行」にチェックを入れます。

(5) また、「ヘルプ」が表示されない場合は、Microsoftから提供されているWindows Vista 用 Windows ヘルプ プログラム (WinHlp32.exe)をインストールすれば表示されるようになります。 「ここ」をご参照ください。 


これで完了です。いかがですか?


私の場合は、Vistaの管理者名と同じ名前をクリエのユーザー名に使っているためか(正確な原因は不明ですが)、常に管理者として実行しなければならず、また、Windows Vista を起動するたびにHotSyncマネジャーの起動がブロックされて、そのたびにブロック解除をしなければなりません。やや面倒ですが、ちゃんと作動するので、たいした問題ではありません。それに、個人情報保護の面では、より安全かも知れないと思っています(ちなみに、デスクトップアイコンに管理者マークが付きます。ちょっと気に入っています)。


ご成功を心より、お祈り申し上げます。



(申し訳ございませんが、この件についてのメールでのお問い合わせは、どうかご遠慮ください)