仕舞 九世戸キリ
一番目物
季節 六月
ストーリー(下線部が仕舞部分)
ときの帝に仕える大臣が九世戸文殊堂の六月会式に参詣します。そこで出会った漁師から、九世戸なる地名の由来と智恩寺文殊の縁起を聴きますが、この老漁師、実は文殊の脇侍最勝老人であると自らの正体を明かして姿を消しました。
やがて、天女が天灯を、龍神が竜灯を捧げて現れ、下界を照らします。龍神は自らの力を示し自在に飛行する姿を見せ、再び竜宮へと消えていきました。
意気込み
龍神の力をこれでもかと見せつける、荒々しくも派手な舞です。飛回・飛返・飛上と、勢いよく跳び回り暴れ回る龍神の姿をご覧下さい。