南山大学 法学部
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「人間の尊厳のために」を自覚し社会に貢献できるリーガル・マインドを身につけた人材の育成

法を学ぶ、南山で学ぶ

 のびのびした学風の下、体系的、多角的に「法」を学び、法学的素養と法的思考を身につけます。

 法学部では、まず法のしくみについて学びます。法治国家においては、法のカバーすべき分野はきわめて広く、憲法、行政法を中心とする公法分野、民法、商法、民事訴訟法を中心とする民事法分野、刑法、刑事訴訟法を中心とする刑事法分野のほか、労働法、国際法、経済法など、社会の全般にわたっています。南山大学では、これらの伝統的な三分野や諸法のほかに、現代的な法分野、たとえば、情報法、知的財産法、ジェンダーと法といった分野についても、科目を置いています。
 法学部は、このような法のしくみについての知識を得るだけのところではありません。法律という社会のルールを実際に使いこなすことができるようにならなければなりません。そのためには、そのようなルールがいかにしてできあがってきたか。そのようなルールのなかにはどのような考慮がなされているか(そのなかでは、いろいろな社会的価値をどのように考慮・調整しているのかなどについて考えなければなりません)を知り、それが妥当な考慮であるのかを検討することが必要になります。
 そのためには、それぞれの法律の成り立ちを調べたり、それぞれの法律が実際にどのように使われているのかについて調べてみたり(そのなかには、例えばその法律が行政機関によってどのように運用されているのか、あるいはその法律が裁判所によってどのように適用されているのかなどがあります)、場合によってはどのような改正の提案がなされているのかを検討することも必要になります。
 さらには、外国で同じようなルールがあるのかどうか。あるとしたらそのようなルールはどのように運用されているのか、など検討すべき問題は海外へと舞台を拡大していくことになります。
 このように知るべきこと、あるいは検討すべきことは無限と言っていいほどたくさんあることに気がつくことでしょう。これだけにとどまりません。そのような広範な知識をもとにして、既存のルールをどのように適用すべきか、現状に問題はないのか、さらには今後のあるべきルールはどのようなものなのか、などのついても検討を進めていかなければなりません。そのためには、人々が持っているさまざまな価値観や利害にはどのようなものがあるのか、そのような価値観や利害をどのように調整し、調和させていくのが妥当であるのかについて検討を進めていかなければなりません。そのためには、いろいろなルールを適用する現代社会そのものについての知識も必要になってきます。
 このように、法学部においては、知識のみならず、そのような法の背後にあり、そのような法律や法解釈を生み出している利益・価値の実質を理解することが非常に大事なことになります。なぜなら、法は一定の目的や政策を実現するために、関連するさまざまな利益を調整する一手段ですから、ある法解釈が妥当かどうか、別の解釈の余地はないか、法律自体が妥当か、必要かどうかなどは、背後にあるそうした利益・価値への考慮や検討なしには論じられないからです。その意味で、法を学ぶことは、社会のいわば「生の」現実を知るとともに、法のありかたや社会のありかたを自ら主体的に考えることなのです。
 大学は学びの場であると同時に、社会への架け橋、社会へ向けての巣立ちの場でもあります。法を学び、社会を知り、社会のありかたを考えることは、同時に、自分自身の社会における生き方、ありかた、キャリアを考えることにもなるはずです。法学部においてみんなで一緒に考えていきましょう。


法学部長 伊藤 司   

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