Oさんの留学体験記 (2016年12月)

留学先:ストラスブール:ストラスブール大学付属語学学校(IIEF)

留学期間:2016年9月~17年6月

留学形態:休学留学


フランス学科3年生Oさんによる留学体験記




Q.どうして留学することに決めましたか?
1年生のオルレアン実習に参加し、その時自分のフランス語力のなさに驚きました。しかし日本でフランス語を話せる環境に持っていくこともなかなか難しく、どうするべきか悩んでるうちに2年生が終わり、やはり自分を追い込める環境に置かないとフランス語を話せるようにはならないのではないかと思い、留学を決意しました。また、自分が2年生まで遊んでばかりで世間知らずな面があったので、厳しい状況に置きたいという気持ちもありました。


Q.ストラスブールの街の様子はどうですか?
ストラスブールは、ドイツとフランスの国境にあり、パリまではTGVで2時間、ドイツまでは歩いて1時間です。街にはトラム、バスが通っている他に、レンタル自転車も1日、1ヶ月、1年単位で借りることができ、交通網は大変便利だと思います。冬は寒いですが、建物内の保温性が高く、室内に入れば問題はありません。大きいショッピングモールも2つあり、街の中心地にもスーパー、薬局、服屋さんなどが揃っていて買い物に困ることはありません。クリスマスマーケットの時期は観光客が本当に多いですが、クリスマスマーケットをいつでも楽しめることは大きな利点だと思います。 知名度が日本国内でまだそんなに高くなく日本人もあまり街で見かけることはないです。そして大きくもなく小さくもない都市を探していた私にはぴったりの街でした。



Q.住まいの形態はどのようなものですか?その住居(寮/ホームステー/間借り)はどうですか?
ストラスブールでは大学まで徒歩15分ほどの学生寮に住んでいます。フランス人の学生が大勢おり、毎日寮でもフランス語を話せる良い環境です。部屋はシャワー、洗面台、トイレと小さなコンロがついており、電気代水道代など含めて月397€です。寮内にレストランがあり、1食3ユーロでサラダ、メイン、デザートが食べられます。部屋で自炊することも可能です。また、みんなが集まる部屋やカフェも併設されており、1ヶ月に1度は大きなパーティーが開かれます。寮の子たちは本当に優しく、フランス語を教えてくれたり、逆に日本語を教えたり、みんなでカードゲームをしたりして楽しんでいます。


Q.学校の授業はどのようなものですか?そしてどうですか?
ストラスブールには3つの語学学校がありますが、私はストラスブール大学の付属語学学校(IIEF)に通っています。授業はA1からC2まであり、最初のクラス分けテストでB1以上のクラスになると、オプションで6種類の授業から2つ選ぶことができます。レストランで働くためのフランス語、語彙力の増加、食文化や政治など様々な選択肢があります。 授業は週に17時間でプラス1時間会話の授業を好きなテーマから毎週選ぶことができます。17時間の授業の内容は、テキストを読みながら文法に触れていくという形で、宿題も出ます。仏作文の宿題も頻繁に出され、先生が添削して返してくれるというものでした。 授業はわかりやすく、先生たちもわからないところは何度も教えてくれるので、IIEFを選んだことは正解だったと思います。


Q. 現地の人との交流などはできますか?また、それはどのようなものですか?
大学内でフランス人と関わる機会はあまりないため、寮にフランス人がたくさんいることはラッキーだったと思います。しかし、日本語に興味がある人たちを集めた会が2週間に一度開催されるのでそこに参加して友達を作ることもできます。また、ストラスブール大学には日本語学科があり、日本語を学んでいる学生と交流する会も時々開かれます。


Q. 現状における留学についての感想など?
最初は、聞き取れない、思うように言いたいことを伝えられない、という現実に心が何度か折れましたが、寮の子たちと徐々にコミュニケーションがとれて仲良くなっていることを実感できて今は本当に楽しいです。ストラスブールに留学した先輩方がほぼいないに等しかったので不安はありましたが、今ではストラスブールが本当に落ち着く場所になっています。あと半年ほどの留学ですが、勉強も遊びも充実した留学生活を送りたいと思います。





ストラスブールの大聖堂

友達との交流

クリスマスパーティー

クリスマスマーケットの様子

留学生同士の交流会の様子