|
真野倫平助教授 |
昔はいわゆる文学少年というやつで、学部時代は十九世紀の小説家フローベールを研究していました。しかし大学院の頃からフィクションよりも現実的なものに興味が移ったのか、ジュール・ミシュレという十九世紀のフランスの歴史家について研究しています。
ミシュレの代表作は『フランス史』『フランス革命史』などの歴史作品ですが、その他『民衆』『魔女』などの個別研究や、また『鳥』『虫』『海』『山』などの自然を扱った博物誌によっても知られています。
留学中はパリ第八大学で「『フランス史』における死の物語」という博士論文を書きました。歴史において「何が書かれているか」ではなくて、「いかに書かれているか」という問題に興味があります。当面の関心は十九世紀の歴史記述にありますが、二十世紀の歴史学との違いも考えてゆきたいと思います。