中央大学法学部の猪口孝教授による開設記念講演は、120名ほどの参加と活発な質疑応答により、予想以上の成果がありました。アジア研究で日本を代表する猪口教授の講演は、アジア太平洋における地域主義の特徴と日本の役割という内容であり、特に地域主義の5つの理論(経済相互依存、地域アイデンティティ、中間層、安全保障、民主主義)に関しての説明は、今後の展開を理解する上で示唆を与えてくれるものでした。自ら「アジア・バロメーター」を実施している猪口先生は、中部における本センターの役割を重要視し、今後の活動を注視していきたいという抱負を述べられました。研究員一同大いに奮起したいと思います。
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